2次関数 $y = x^2 + 2x - 2$ のグラフが下に凸であるとき、不等式 $x^2 + 2x - 2 < 0$ を満たす $x$ の値の範囲を求める問題です。

代数学二次関数二次不等式解の公式グラフ下に凸
2025/3/21

1. 問題の内容

2次関数 y=x2+2x2y = x^2 + 2x - 2 のグラフが下に凸であるとき、不等式 x2+2x2<0x^2 + 2x - 2 < 0 を満たす xx の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

与えられた不等式 x2+2x2<0x^2 + 2x - 2 < 0 を解くために、まず、x2+2x2=0x^2 + 2x - 2 = 0 の解を求めます。これは2次方程式なので、解の公式を使うことができます。解の公式は、ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の解が x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} で与えられるというものです。
今回の場合は、a=1a = 1, b=2b = 2, c=2c = -2 なので、解の公式に代入すると、
x=2±224(1)(2)2(1)=2±4+82=2±122=2±232=1±3 x = \frac{-2 \pm \sqrt{2^2 - 4(1)(-2)}}{2(1)} = \frac{-2 \pm \sqrt{4 + 8}}{2} = \frac{-2 \pm \sqrt{12}}{2} = \frac{-2 \pm 2\sqrt{3}}{2} = -1 \pm \sqrt{3}
となります。したがって、x2+2x2=0x^2 + 2x - 2 = 0 の解は、x=13x = -1 - \sqrt{3}x=1+3x = -1 + \sqrt{3} です。
y=x2+2x2y = x^2 + 2x - 2 のグラフは下に凸なので、x2+2x2<0x^2 + 2x - 2 < 0 を満たす xx の範囲は、x2+2x2=0x^2 + 2x - 2 = 0 の解の間になります。
したがって、不等式 x2+2x2<0x^2 + 2x - 2 < 0 を満たす xx の範囲は、 13<x<1+3-1 - \sqrt{3} < x < -1 + \sqrt{3} となります。

3. 最終的な答え

13<x<1+3-1 - \sqrt{3} < x < -1 + \sqrt{3}

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