(1) 1. $_4C_0$ の値を求める。 2. $_8C_3$ の値を求める。 (2) $(a+b)^5$ をパスカルの三角形または二項定理を用いて展開する。

代数学組み合わせ二項定理パスカルの三角形展開
2025/5/12

1. 問題の内容

(1)

1. $_4C_0$ の値を求める。

2. $_8C_3$ の値を求める。

(2) (a+b)5(a+b)^5 をパスカルの三角形または二項定理を用いて展開する。

2. 解き方の手順

(1)

1. $_4C_0$ の定義より、異なる4個のものから0個を選ぶ組み合わせの数なので、

4C0=1_4C_0 = 1

2. $_8C_3$ は、異なる8個のものから3個を選ぶ組み合わせの数を表す。

8C3=8!3!5!=8×7×63×2×1_8C_3 = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1}
分子は、8×7×68 \times 7 \times 6
分母は、3×2×1=63 \times 2 \times 1 = 6
よって、
8C3=8×7×63×2×1=8×7=56_8C_3 = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 8 \times 7 = 56
(2) (a+b)5(a+b)^5 を二項定理を用いて展開する。
(a+b)5=5C0a5+5C1a4b+5C2a3b2+5C3a2b3+5C4ab4+5C5b5(a+b)^5 = {}_5C_0 a^5 + {}_5C_1 a^4 b + {}_5C_2 a^3 b^2 + {}_5C_3 a^2 b^3 + {}_5C_4 a b^4 + {}_5C_5 b^5
5C0=1{}_5C_0 = 1
5C1=5{}_5C_1 = 5
5C2=5!2!3!=5×42×1=10{}_5C_2 = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
5C3=5!3!2!=5×42×1=10{}_5C_3 = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
5C4=5!4!1!=5{}_5C_4 = \frac{5!}{4!1!} = 5
5C5=1{}_5C_5 = 1
したがって、
(a+b)5=a5+5a4b+10a3b2+10a2b3+5ab4+b5(a+b)^5 = a^5 + 5a^4 b + 10 a^3 b^2 + 10 a^2 b^3 + 5 a b^4 + b^5

3. 最終的な答え

(1)

1. $_4C_0 = 1$

2. $_8C_3 = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56$

(2) (a+b)5=a5+5a4b+10a3b2+10a2b3+5ab4+b5(a+b)^5 = a^5 + 5a^4 b + 10 a^3 b^2 + 10 a^2 b^3 + 5 a b^4 + b^5

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