$x > 0$ のとき、不等式 $x + \frac{1}{x} \geq 2$ が成り立つことを証明し、等号が成り立つのがどのような時かを求める問題です。

代数学不等式相加相乗平均証明数式
2025/5/12

1. 問題の内容

x>0x > 0 のとき、不等式 x+1x2x + \frac{1}{x} \geq 2 が成り立つことを証明し、等号が成り立つのがどのような時かを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、x>0x > 0 かつ 1x>0\frac{1}{x} > 0 であることから、相加平均と相乗平均の大小関係を利用します。
相加平均と相乗平均の大小関係より、
x+1x2x1x\frac{x + \frac{1}{x}}{2} \geq \sqrt{x \cdot \frac{1}{x}}
が成り立ちます。
この式を変形すると、
x+1x2x1xx + \frac{1}{x} \geq 2\sqrt{x \cdot \frac{1}{x}}
x+1x21x + \frac{1}{x} \geq 2\sqrt{1}
x+1x2x + \frac{1}{x} \geq 2
となります。
これで不等式 x+1x2x + \frac{1}{x} \geq 2 が証明できました。
次に、等号が成り立つ場合を考えます。
相加平均と相乗平均の大小関係において、等号が成り立つのは x=1xx = \frac{1}{x} のときです。
x=1xx = \frac{1}{x} を変形すると、
x2=1x^2 = 1
x>0x > 0 の条件より、x=1x = 1 となります。
したがって、等号が成り立つのは x=1x = 1 のときです。

3. 最終的な答え

不等式 x+1x2x + \frac{1}{x} \geq 2 は証明されました。
等号が成り立つのは x=1x = 1 のときです。

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