数列の和 $S_n$ が $S_n = n^2 - n$ で与えられているとき、一般項 $a_n$ を求める問題です。

代数学数列一般項
2025/3/21

1. 問題の内容

数列の和 SnS_nSn=n2nS_n = n^2 - n で与えられているとき、一般項 ana_n を求める問題です。

2. 解き方の手順

数列の和 SnS_n と一般項 ana_n の関係は、以下の通りです。
* n2n \geq 2 のとき、an=SnSn1a_n = S_n - S_{n-1}
* n=1n = 1 のとき、a1=S1a_1 = S_1
まず、a1a_1 を計算します。
a1=S1=121=0a_1 = S_1 = 1^2 - 1 = 0
次に、n2n \geq 2 のとき、ana_n を計算します。
an=SnSn1=(n2n)((n1)2(n1))a_n = S_n - S_{n-1} = (n^2 - n) - ((n-1)^2 - (n-1))
an=n2n(n22n+1n+1)a_n = n^2 - n - (n^2 - 2n + 1 - n + 1)
an=n2n(n23n+2)a_n = n^2 - n - (n^2 - 3n + 2)
an=n2nn2+3n2a_n = n^2 - n - n^2 + 3n - 2
an=2n2a_n = 2n - 2
ここで、n=1n = 1 のとき、2n2=2(1)2=02n - 2 = 2(1) - 2 = 0 となり、a1a_1 と一致します。
したがって、すべての nn に対して、an=2n2a_n = 2n - 2 となります。

3. 最終的な答え

an=2n2a_n = 2n - 2

「代数学」の関連問題

数列 $\{a_n\}$ は $a_1 = 2$, $a_{n+1} = a_n + (2n+2)$ によって定義される。この数列の一般項を $a_n = n^2 + pn + q$ とすると、$p$...

数列漸化式部分分数分解シグマ
2025/4/11

$\ln(ab) = \ln a + \ln b$

対数対数の性質式変形簡略化
2025/4/11

問題は、与えられた条件を満たす2つの二次関数を求めることです。 (1) 3点(0, -4), (1, 0), (-2, 0)を通る二次関数を $y = ax^2 + bx + c$ の形で求めます。 ...

二次関数二次方程式連立方程式関数の決定グラフ
2025/4/11

$(x+y+z)^6$ の展開式における $xy^2z^3$ の係数を、以下の手順で求める問題です。 (1) $(x+y+z)^6$ において、$x+y$を1つのものと考えて、二項定理で展開する。 (...

多項式の展開二項定理組み合わせ係数
2025/4/11

問題は以下の3つです。 (春の数学問題演習 7.2) 正の実数 $a, b, c$ に対して、不等式 $\frac{1}{a} + \frac{1}{b} + \frac{1}{c} \geq \fr...

不等式相加平均相乗平均調和平均二乗平均実数証明等号成立条件
2025/4/11

不等式 $\frac{x^2 - 1}{x} \leq 1$ を満たす実数 $x$ の範囲を求める問題です。

不等式二次不等式解の公式
2025/4/11

2次関数 $y = -2x^2 + 8x - 5$ の最大値、または最小値を求める問題です。

二次関数最大値最小値平方完成
2025/4/11

和が92になる大小2つの整数があり、大きい方から小さい方を引くと10の倍数になる。大きい方の整数として考えられる数をすべて求める。

連立方程式整数問題一次方程式不等式
2025/4/11

画像には複数の問題が含まれていますが、ここでは[3TRIAL数学I 問題4]の(3)と(4)の問題を解きます。この問題は、与えられた多項式を、$x$ について降べきの順に整理する問題です。 (3) $...

多項式降べきの順式の整理
2025/4/11

## 問題の内容

多項式次数定数項降べきの順
2025/4/11