数列 $2, 6, 12, 20, 30, 42, \dots$ の一般項 $a_n$ を求めよ。ただし、$a_n = n^2 + (a)n + (1)$の形式で表す。

代数学数列一般項二次数列等差数列
2025/3/21

1. 問題の内容

数列 2,6,12,20,30,42,2, 6, 12, 20, 30, 42, \dots の一般項 ana_n を求めよ。ただし、an=n2+(a)n+(1)a_n = n^2 + (a)n + (1)の形式で表す。

2. 解き方の手順

数列の階差を求める。
62=46-2 = 4
126=612-6 = 6
2012=820-12 = 8
3020=1030-20 = 10
4230=1242-30 = 12
階差が 4,6,8,10,12,4, 6, 8, 10, 12, \dots となっているため、これは等差数列である。
階差数列の一般項は 2n+22n+2 と表せる。
したがって、数列 ana_n は2次の数列であると予想できる。
an=An2+Bn+Ca_n = An^2 + Bn + C とおく。
a1=A+B+C=2a_1 = A + B + C = 2
a2=4A+2B+C=6a_2 = 4A + 2B + C = 6
a3=9A+3B+C=12a_3 = 9A + 3B + C = 12
上の3つの式からA,B,CA, B, Cを求める。
a2a1=3A+B=4a_2 - a_1 = 3A + B = 4
a3a2=5A+B=6a_3 - a_2 = 5A + B = 6
(5A+B)(3A+B)=2A=2(5A+B) - (3A+B) = 2A = 2
A=1A = 1
3A+B=3+B=43A + B = 3 + B = 4
B=1B = 1
A+B+C=1+1+C=2A + B + C = 1 + 1 + C = 2
C=0C = 0
よって、an=n2+na_n = n^2 + n
または、問題文でan=n2+(a)n+(1)a_n = n^2 + (a)n + (1)と与えられているので、
a1=12+(a)(1)+(1)=2a_1 = 1^2 + (a)(1) + (1) = 2 より (a)+1=1(a)+1 = 1なので、(a)=1(a)=1.
an=n2+n+(1)a_n = n^2 + n + (1)となる。
a2=22+2+(1)=6a_2 = 2^2 + 2 + (1) = 6より(1)=0(1) = 0
したがって、an=n2+na_n = n^2 + n

3. 最終的な答え

an=n2+na_n = n^2 + n

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