点Aの位置ベクトル $\vec{a}$ が与えられているとき、次のベクトル方程式において点Pの位置ベクトル $\vec{p}$ の全体が円となる。それぞれの円の中心の位置ベクトルと半径を求めよ。 (1) $|\vec{p} - 4\vec{a}| = 1$ (2) $|3\vec{p} + 2\vec{a}| = 12$

幾何学ベクトルベクトル方程式位置ベクトル
2025/5/12

1. 問題の内容

点Aの位置ベクトル a\vec{a} が与えられているとき、次のベクトル方程式において点Pの位置ベクトル p\vec{p} の全体が円となる。それぞれの円の中心の位置ベクトルと半径を求めよ。
(1) p4a=1|\vec{p} - 4\vec{a}| = 1
(2) 3p+2a=12|3\vec{p} + 2\vec{a}| = 12

2. 解き方の手順

(1)
与えられた方程式は、
p4a=1|\vec{p} - 4\vec{a}| = 1
これは、点Pと点(4a)(4\vec{a})との距離が常に1であることを意味する。したがって、点Pは中心の位置ベクトルが4a4\vec{a}、半径が1の円を描く。
(2)
与えられた方程式は、
3p+2a=12|3\vec{p} + 2\vec{a}| = 12
絶対値の中を3で割ると、
3p+23a=123|\vec{p} + \frac{2}{3}\vec{a}| = 12
両辺を3で割ると、
p+23a=4|\vec{p} + \frac{2}{3}\vec{a}| = 4
p(23a)=4|\vec{p} - (-\frac{2}{3}\vec{a})| = 4
これは、点Pと点(23a)(-\frac{2}{3}\vec{a})との距離が常に4であることを意味する。したがって、点Pは中心の位置ベクトルが23a-\frac{2}{3}\vec{a}、半径が4の円を描く。

3. 最終的な答え

(1) 中心の位置ベクトル: 4a4\vec{a}、半径: 1
(2) 中心の位置ベクトル: 23a-\frac{2}{3}\vec{a}、半径: 4

「幾何学」の関連問題

円 $x^2 + y^2 = 5$ と直線 $y = 2x + m$ について、以下の問いに答えます。 (1) 円と直線が共有点を持つとき、定数 $m$ の値の範囲を求めます。 (2) 円と直線が接す...

直線接線判別式座標
2025/5/12

半径 $r$ の円 $x^2 + y^2 = r^2$ と直線 $x + 2y - 5 = 0$ が接するとき、$r$ の値を求めよ。

直線接する点と直線の距離数式処理
2025/5/12

円と直線の交点の座標を求める問題です。 (1) 円 $x^2 + y^2 = 25$ と直線 $y = x + 1$ (2) 円 $x^2 + y^2 = 8$ と直線 $x + y = 4$

直線交点連立方程式代入法
2025/5/12

問題は、与えられた3点A, B, Cを通る円の方程式を求めることです。具体的には、以下の2つのケースについて円の方程式を求める必要があります。 (1) A(1, 1), B(2, 1), C(-1, ...

円の方程式座標平面連立方程式
2025/5/12

次の2つの式がどのような図形を表すか答える問題です。 (1) $x^2 + y^2 + 4x - 2y - 4 = 0$ (2) $x^2 + y^2 + 6x + 8y + 9 = 0$

方程式平方完成座標
2025/5/12

2点 $A(-3, 2)$ と $B(1, 6)$ を直径の両端とする円について、中心 $C$ の座標、半径 $r$、そして円の方程式を求める。

座標距離円の方程式
2025/5/12

円 $(x-3)^2 + (y+2)^2 = 8$ の中心の座標と半径を求めよ。

座標半径方程式
2025/5/12

与えられた中心と半径を持つ円の方程式を求める問題です。以下の3つの場合について求めます。 (1) 中心が原点、半径が2 (2) 中心が点(2,3)、半径が4 (3) 中心が点(-2,1)、半径が$\s...

円の方程式座標平面
2025/5/12

点P(3, -1)に対して、以下の点の座標を求めます。 (1) x軸に関して対称な点Q (2) y軸に関して対称な点R (3) 原点に関して対称な点S

座標対称性点の座標
2025/5/12

与えられた4つの点A(2, 3), B(2, -3), C(-2, 3), D(-2, -3)がそれぞれどの象限に位置するかを答える問題です。

座標平面象限点の位置
2025/5/12