放物線 $y^2 = 4x$ の焦点Fを通り、$x$軸の正の向きとなす角が$\alpha$ (ただし $0 < \alpha < \pi$) である直線$l$がある。直線$l$と放物線Cとの2つの交点をA, Bとする。 (1) 線分ABの長さが $AB \le 8$ となるとき、角$\alpha$ のとりうる値の範囲を求める。 (2) 線分ABの長さが $AB \le 8$ であり、直線$l$が楕円 $3x^2 + 2y^2 = 2$ と共有点を持つとき、角$\alpha$のとりうる値の範囲を求める。
2025/5/13
1. 問題の内容
放物線 の焦点Fを通り、軸の正の向きとなす角が (ただし ) である直線がある。直線と放物線Cとの2つの交点をA, Bとする。
(1) 線分ABの長さが となるとき、角 のとりうる値の範囲を求める。
(2) 線分ABの長さが であり、直線が楕円 と共有点を持つとき、角のとりうる値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) 放物線 の焦点は である。
直線 は を通り、傾きが であるから、
と表せる。
放物線と直線の交点を求めるために、 を に代入する。
この2解を , とすると、, である。
, である。
より、
または
より、
(2) と楕円 が共有点を持つ条件を求める。
を に代入する。
判別式を とすると、 である。
より、 または
3. 最終的な答え
(1)
(2) または