初項が2、公差が6である等差数列 $\{a_n\}$ がある。この数列の奇数番目のみを取り出してできる数列 $\{b_n\}$ について、以下の問いに答える。 (1) 数列 $\{b_n\}$ はどのような数列か。 (2) 数列 $\{b_n\}$ の一般項を求めよ。

代数学数列等差数列一般項
2025/5/13

1. 問題の内容

初項が2、公差が6である等差数列 {an}\{a_n\} がある。この数列の奇数番目のみを取り出してできる数列 {bn}\{b_n\} について、以下の問いに答える。
(1) 数列 {bn}\{b_n\} はどのような数列か。
(2) 数列 {bn}\{b_n\} の一般項を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 数列 {an}\{a_n\} の奇数番目を取り出した数列 {bn}\{b_n\} を考える。
数列 {an}\{a_n\} は、初項が2、公差が6の等差数列なので、一般項は
an=2+(n1)6=6n4a_n = 2 + (n-1)6 = 6n - 4
{bn}\{b_n\}{an}\{a_n\} の奇数番目のみを取り出した数列なので、
bn=a2n1b_n = a_{2n-1} となる。
bn=a2n1=6(2n1)4=12n64=12n10b_n = a_{2n-1} = 6(2n-1) - 4 = 12n - 6 - 4 = 12n - 10
数列 {bn}\{b_n\} の隣接する項の差を計算すると、
bn+1bn=(12(n+1)10)(12n10)=12n+121012n+10=12b_{n+1} - b_n = (12(n+1) - 10) - (12n - 10) = 12n + 12 - 10 - 12n + 10 = 12
したがって、数列 {bn}\{b_n\} は公差12の等差数列である。
(2) 数列 {bn}\{b_n\} は初項 b1=a1=2b_1 = a_1 = 2 であり、公差12の等差数列である。
したがって、一般項は
bn=2+(n1)12=2+12n12=12n10b_n = 2 + (n-1)12 = 2 + 12n - 12 = 12n - 10

3. 最終的な答え

(1) 数列 {bn}\{b_n\} は公差12の等差数列である。
(2) 数列 {bn}\{b_n\} の一般項は bn=12n10b_n = 12n - 10 である。

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