与えられた3x4行列を簡約化する問題です。最初のステップとして、2行目を$\frac{1}{2}$倍することが指示されています。 $\begin{pmatrix} -2 & 2 & -3 & -2 \\ 2 & -2 & 4 & 4 \\ 3 & -3 & 3 & 1 \end{pmatrix}$

代数学線形代数行列簡約化ガウスの消去法
2025/5/13

1. 問題の内容

与えられた3x4行列を簡約化する問題です。最初のステップとして、2行目を12\frac{1}{2}倍することが指示されています。
(223222443331)\begin{pmatrix} -2 & 2 & -3 & -2 \\ 2 & -2 & 4 & 4 \\ 3 & -3 & 3 & 1 \end{pmatrix}

2. 解き方の手順

ステップ1: 2行目を12\frac{1}{2}倍します。
これにより、2行目の各要素が半分になります。
(223211223331)\begin{pmatrix} -2 & 2 & -3 & -2 \\ 1 & -1 & 2 & 2 \\ 3 & -3 & 3 & 1 \end{pmatrix}
ステップ2: 1行目を、2行目の2倍を足します。
これにより、1行1列目の要素を0にします。
R1R1+2R2R_1 \rightarrow R_1 + 2R_2
(001211223331)\begin{pmatrix} 0 & 0 & 1 & 2 \\ 1 & -1 & 2 & 2 \\ 3 & -3 & 3 & 1 \end{pmatrix}
ステップ3: 3行目を、2行目の-3倍を足します。
これにより、3行1列目の要素を0にします。
R3R33R2R_3 \rightarrow R_3 - 3R_2
(001211220035)\begin{pmatrix} 0 & 0 & 1 & 2 \\ 1 & -1 & 2 & 2 \\ 0 & 0 & -3 & -5 \end{pmatrix}
ステップ4: 3行目を、1行目の3倍を足します。
これにより、3行3列目の要素を0にします。
R3R3+3R1R_3 \rightarrow R_3 + 3R_1
(001211220001)\begin{pmatrix} 0 & 0 & 1 & 2 \\ 1 & -1 & 2 & 2 \\ 0 & 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}
ステップ5: 1行目を、3行目の-2倍を足します。
これにより、1行4列目の要素を0にします。
R1R12R3R_1 \rightarrow R_1 - 2R_3
(001011220001)\begin{pmatrix} 0 & 0 & 1 & 0 \\ 1 & -1 & 2 & 2 \\ 0 & 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}
ステップ6: 2行目を、3行目の-2倍を足します。
これにより、2行4列目の要素を0にします。
R2R22R3R_2 \rightarrow R_2 - 2R_3
(001011200001)\begin{pmatrix} 0 & 0 & 1 & 0 \\ 1 & -1 & 2 & 0 \\ 0 & 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}
ステップ7: 2行目を、1行目の-2倍を足します。
これにより、2行3列目の要素を0にします。
R2R22R1R_2 \rightarrow R_2 - 2R_1
(001011000001)\begin{pmatrix} 0 & 0 & 1 & 0 \\ 1 & -1 & 0 & 0 \\ 0 & 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}
ステップ8: 1行目と2行目を入れ替えます。
(110000100001)\begin{pmatrix} 1 & -1 & 0 & 0 \\ 0 & 0 & 1 & 0 \\ 0 & 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}

3. 最終的な答え

(110000100001)\begin{pmatrix} 1 & -1 & 0 & 0 \\ 0 & 0 & 1 & 0 \\ 0 & 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}

「代数学」の関連問題

実数 $x, y$ が $2x+3y=3$ を満たすとき、$4^x + 8^y$ の最小値を求め、そのときの $x, y$ の値を求めよ。

最小値指数関数相加相乗平均
2025/5/13

多項式 $x^3 + ax^2 - 4x + 3$ を $x-1$ で割った余りと $x-2$ で割った余りが等しくなるように、$a$ の値を求める。

多項式剰余の定理因数定理方程式
2025/5/13

次の不等式を解く問題です。ただし、$a$ は定数とします。 (1) $ax + 3 < 0$ (2) $(a+1)x \leq a^2 - 1$

不等式一次不等式定数場合分け
2025/5/13

与えられた5つの数式をそれぞれ計算し、最も簡単な形で答えなさい。

式の計算分数式因数分解約分通分
2025/5/13

与えられた連立一次方程式を解き、解を「(定ベクトル) + (何本かのベクトルの、係数が任意な線形和)」の形式で表す。拡大係数行列の簡約化の結果を必ず明記する。ここでは問題(7)と(9)を解く。

連立一次方程式線形代数拡大係数行列簡約化ベクトル
2025/5/13

公差が6、第8項が53である等差数列 $\{a_n\}$ の一般項を求める問題です。

数列等差数列一般項
2025/5/13

与えられた線形方程式系を解き、解を「定ベクトル」+「係数が任意な線形和」の形式で表す。拡大係数行列の簡約化の結果を明記する。具体的には、問題文中の例のように、与えられた連立方程式を行列で表現し、行基本...

線形代数連立方程式行列行基本変形解の表現
2025/5/13

与えられた二つの不等式の表す領域を、$xy$平面に図示する問題です。 (1) $|2x + 5y| \le 4$ (2) $|x| + |y+1| \le 2$

不等式絶対値領域
2025/5/13

与えられた4次式 $x^4 + 4x^2 - 5$ を因数分解する。

因数分解4次式置換
2025/5/13

1個200円のリンゴと1個300円のナシを合わせて購入したところ、代金は2000円でした。リンゴとナシは少なくとも1個ずつは購入しています。このとき、リンゴの個数を求めるために、以下の情報ア、イのどち...

方程式連立方程式文章問題整数解
2025/5/13