多項式 $x^3 + ax^2 - 4x + 3$ を $x-1$ で割った余りと $x-2$ で割った余りが等しくなるように、$a$ の値を求める。

代数学多項式剰余の定理因数定理方程式
2025/5/13

1. 問題の内容

多項式 x3+ax24x+3x^3 + ax^2 - 4x + 3x1x-1 で割った余りと x2x-2 で割った余りが等しくなるように、aa の値を求める。

2. 解き方の手順

剰余の定理を用いる。剰余の定理とは、多項式 P(x)P(x)xcx-c で割ったときの余りは P(c)P(c) であるという定理である。
まず、P(x)=x3+ax24x+3P(x) = x^3 + ax^2 - 4x + 3 とおく。
x1x-1 で割った余りは P(1)P(1) であり、x2x-2 で割った余りは P(2)P(2) である。
問題文より、P(1)=P(2)P(1) = P(2) である。
P(1)P(1) を計算すると
P(1)=(1)3+a(1)24(1)+3=1+a4+3=aP(1) = (1)^3 + a(1)^2 - 4(1) + 3 = 1 + a - 4 + 3 = a
P(2)P(2) を計算すると
P(2)=(2)3+a(2)24(2)+3=8+4a8+3=4a+3P(2) = (2)^3 + a(2)^2 - 4(2) + 3 = 8 + 4a - 8 + 3 = 4a + 3
P(1)=P(2)P(1) = P(2) より
a=4a+3a = 4a + 3
3a=3-3a = 3
a=1a = -1

3. 最終的な答え

a=1a = -1

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