数直線上を運動する点Pの時刻 $t$ における座標が $x = t^3 - 3t^2 - 9t$ ($t \geq 0$) で表されるとき、$t=1$ における速度 $v$, 速さ $|v|$, 加速度 $\alpha$ を求めます。

解析学微分速度加速度運動数直線
2025/3/21

1. 問題の内容

数直線上を運動する点Pの時刻 tt における座標が x=t33t29tx = t^3 - 3t^2 - 9t (t0t \geq 0) で表されるとき、t=1t=1 における速度 vv, 速さ v|v|, 加速度 α\alpha を求めます。

2. 解き方の手順

まず、速度 v(t)v(t) を求めます。速度は位置 x(t)x(t) を時間 tt で微分することで得られます。
v(t)=dxdt=ddt(t33t29t)=3t26t9 v(t) = \frac{dx}{dt} = \frac{d}{dt}(t^3 - 3t^2 - 9t) = 3t^2 - 6t - 9
次に、t=1t=1 における速度 v(1)v(1) を計算します。
v(1)=3(1)26(1)9=369=12 v(1) = 3(1)^2 - 6(1) - 9 = 3 - 6 - 9 = -12
したがって、t=1t=1 における速度は v=12v=-12 です。
次に、t=1t=1 における速さ v(1)|v(1)| を計算します。速さは速度の絶対値です。
v(1)=12=12 |v(1)| = |-12| = 12
したがって、t=1t=1 における速さは v=12|v|=12 です。
次に、加速度 α(t)\alpha(t) を求めます。加速度は速度 v(t)v(t) を時間 tt で微分することで得られます。
α(t)=dvdt=ddt(3t26t9)=6t6 \alpha(t) = \frac{dv}{dt} = \frac{d}{dt}(3t^2 - 6t - 9) = 6t - 6
次に、t=1t=1 における加速度 α(1)\alpha(1) を計算します。
α(1)=6(1)6=66=0 \alpha(1) = 6(1) - 6 = 6 - 6 = 0
したがって、t=1t=1 における加速度は α=0\alpha=0 です。

3. 最終的な答え

速度 v=12v = -12
速さ v=12|v| = 12
加速度 α=0\alpha = 0

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