与えられた整式の組について、最大公約数と最小公倍数をそれぞれ求める問題です。

代数学最大公約数最小公倍数整式因数分解
2025/5/13

1. 問題の内容

与えられた整式の組について、最大公約数と最小公倍数をそれぞれ求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 4ab34ab^3, 2a2bc2a^2bc, 6a3b2c26a^3b^2c^2
- 最大公約数:
- 係数の最大公約数は、4,2,64, 2, 6 の最大公約数で 22 です。
- aa の最小の指数は 11 です。
- bb の最小の指数は 11 です。
- cc の最小の指数は 00 です。
- よって、最大公約数は 2ab2ab です。
- 最小公倍数:
- 係数の最小公倍数は、4,2,64, 2, 6 の最小公倍数で 1212 です。
- aa の最大の指数は 33 です。
- bb の最大の指数は 33 です。
- cc の最大の指数は 22 です。
- よって、最小公倍数は 12a3b3c212a^3b^3c^2 です。
(2) x(x1)x(x-1), (x1)2(x-1)^2
- 最大公約数:
- x(x1)x(x-1)(x1)2(x-1)^2 の共通因数は (x1)(x-1) です。
- よって、最大公約数は x1x-1 です。
- 最小公倍数:
- xx(x1)2(x-1)^2 を掛け合わせます。
- よって、最小公倍数は x(x1)2x(x-1)^2 です。
(3) x2+x2x^2+x-2, x4+2x23x^4+2x^2-3
- x2+x2=(x+2)(x1)x^2+x-2 = (x+2)(x-1)
- x4+2x23=(x2+3)(x21)=(x2+3)(x+1)(x1)x^4+2x^2-3 = (x^2+3)(x^2-1) = (x^2+3)(x+1)(x-1)
- 最大公約数:
- 共通因数は (x1)(x-1) です。
- よって、最大公約数は x1x-1 です。
- 最小公倍数:
- (x+2)(x1)(x2+3)(x+1)(x+2)(x-1)(x^2+3)(x+1)
- よって、最小公倍数は (x+2)(x1)(x2+3)(x+1)=(x+2)(x+1)(x1)(x2+3)(x+2)(x-1)(x^2+3)(x+1) = (x+2)(x+1)(x-1)(x^2+3) です。
(4) x2+2xx^2+2x, x2+x2x^2+x-2, x2+4x+4x^2+4x+4
- x2+2x=x(x+2)x^2+2x = x(x+2)
- x2+x2=(x+2)(x1)x^2+x-2 = (x+2)(x-1)
- x2+4x+4=(x+2)2x^2+4x+4 = (x+2)^2
- 最大公約数:
- 共通因数は (x+2)(x+2) です。
- よって、最大公約数は x+2x+2 です。
- 最小公倍数:
- x(x+2)2(x1)x(x+2)^2(x-1)
- よって、最小公倍数は x(x+2)2(x1)x(x+2)^2(x-1) です。

3. 最終的な答え

(1) 最大公約数:2ab2ab, 最小公倍数:12a3b3c212a^3b^3c^2
(2) 最大公約数:x1x-1, 最小公倍数:x(x1)2x(x-1)^2
(3) 最大公約数:x1x-1, 最小公倍数:(x+2)(x+1)(x1)(x2+3)(x+2)(x+1)(x-1)(x^2+3)
(4) 最大公約数:x+2x+2, 最小公倍数:x(x+2)2(x1)x(x+2)^2(x-1)

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