台形ABCDが与えられており、ABはDCと平行、∠B=∠C=90°、AB = h cm、DC = 2h cm、BC = a cmである。この台形を辺DCを軸として回転させてできる立体の体積がV $cm^3$であるとき、hをπ, a, Vを使った式で表す。

幾何学体積回転体台形円柱円錐
2025/5/13

1. 問題の内容

台形ABCDが与えられており、ABはDCと平行、∠B=∠C=90°、AB = h cm、DC = 2h cm、BC = a cmである。この台形を辺DCを軸として回転させてできる立体の体積がV cm3cm^3であるとき、hをπ, a, Vを使った式で表す。

2. 解き方の手順

台形ABCDを辺DCを軸として回転させると、円柱と円錐を組み合わせた立体ができる。
円柱は、底面の半径がa cm、高さがh cmである。
円錐は、底面の半径がa cm、高さがh cmである。
円柱の体積 V1V_1 は、
V1=πa2hV_1 = π a^2 h
円錐の体積 V2V_2 は、
V2=13πa2hV_2 = \frac{1}{3} π a^2 h
立体の体積Vは、円柱の体積と円錐の体積の和であるから、
V=V1+V2=πa2h+13πa2h=43πa2hV = V_1 + V_2 = π a^2 h + \frac{1}{3} π a^2 h = \frac{4}{3} π a^2 h
hについて解くと、
V=43πa2hV = \frac{4}{3} π a^2 h
3V=4πa2h3V = 4 π a^2 h
h=3V4πa2h = \frac{3V}{4 π a^2}

3. 最終的な答え

h=3V4πa2h = \frac{3V}{4 π a^2}

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