(1) 恒等式の証明
右辺を計算して左辺になることを示す。
21(2k−11−2k+11)=21((2k−1)(2k+1)(2k+1)−(2k−1)) =21((2k−1)(2k+1)2k+1−2k+1)=21((2k−1)(2k+1)2) =(2k−1)(2k+1)1 よって、右辺=左辺となり、与えられた恒等式は正しい。
(2) 和 S の計算
(1)の恒等式を利用する。k=1 から k=n まで足し合わせると、 S=∑k=1n(2k−1)(2k+1)1=∑k=1n21(2k−11−2k+11) =21∑k=1n(2k−11−2k+11) =21[(11−31)+(31−51)+(51−71)+⋯+(2n−11−2n+11)] これは、隣り合う項が打ち消し合う、いわゆる「telescoping sum」(望遠鏡和)である。
=21(1−2n+11)=21(2n+12n+1−1) =21(2n+12n)=2n+1n