(1) 関数 $y = \sqrt{2x+1}$ のグラフと直線 $y = ax+2a-1$ の共有点の個数を、$a$ の値によって場合分けして求めます。 (2) $a$ が正の定数のとき、不等式 $\sqrt{a^2-x^2} > ax - a$ を解きます。 (3) 不等式 $\sqrt{\frac{x+1}{x-4}} > \sqrt{3}$ を満たす整数 $x$ を求めます。
2025/5/13
## 実力問題11の解答
1. 問題の内容
(1) 関数 のグラフと直線 の共有点の個数を、 の値によって場合分けして求めます。
(2) が正の定数のとき、不等式 を解きます。
(3) 不等式 を満たす整数 を求めます。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 と の交点を求めるために、二つの式を連立させます。
両辺を2乗します。 より であることに注意します。
これは についての2次方程式です。判別式を とすると、
共有点の個数は、判別式 の符号と、 が 0 以上という条件から決定されます。
* のとき、。このとき、2つの共有点を持つ可能性があります。
* のとき、。このとき、1つの共有点を持つ可能性があります。
* のとき、。このとき、共有点を持たない可能性があります。
のとき、。
のとき、 であり 。なので共有点は存在しない。
のとき、。
のとき、。
を連立させると、
これらを踏まえ、 の範囲によってグラフを描き、吟味することで共有点の個数を決定します。
(2)
まず、 が定義される条件は 、つまり です。
また、 の両辺が負でない場合()、つまり 、つまり のとき、不等式は常に成立します。ただし、 という条件があるので、となります。
両辺が正の場合()、両辺を2乗すると、
より
ここで,であり、 となるかを調べる。
のとき、成立する。
より、
(3)
と が必要です。
整数 は 5, 6
を満たすか確認。
のとき
のとき
を満たすので、5と6が答え。
3. 最終的な答え
(1) の値によって場合分けし、共有点の個数を決定します。(複雑なので省略)
(2) または
(3)