(1) 行列 A を (acbd) とおく。この行列は、(1,0) を (1−t2,−2t) に、(1,1) を (1+2t−t2,1−2t−t2) に移すので、以下の式が成り立つ。 (acbd)(10)=(1−t2−2t) (acbd)(11)=(1+2t−t21−2t−t2) これらの式から、
a+b=1+2t−t2 c+d=1−2t−t2 a=1−t2 なので、b=(1+2t−t2)−(1−t2)=2t c=−2t なので、d=(1−2t−t2)−(−2t)=1−t2 よって、行列 A は (1−t2−2t2t1−t2) となる。 (2) 行列 B を (acbd) とおく。この行列は、(43,−1) を (1,0) に、(47,−41) を (1,1) に移すので、以下の式が成り立つ。 (acbd)(43−1)=(10) (acbd)(47−41)=(11) これらの式から、
43a−b=1 43c−d=0 47a−41b=1 47c−41d=1 最初の二つの式と最後の二つの式は、それぞれ連立方程式をなしている。最初の連立方程式を解くと、
3a−4b=4 b=7a−4 より、 3a−4(7a−4)=4 3a−28a+16=4 −25a=−12 a=2512 b=7(2512)−4=2584−25100=−2516 同様に、後の連立方程式を解くと、
3c−4d=0 d=7c−4 より、 3c−4(7c−4)=0 3c−28c+16=0 −25c=−16 c=2516 d=7(2516)−4=25112−25100=2512 よって、行列 B は (25122516−25162512) となる。