(1) 33x+70y=1 の場合 まず、特殊解をユークリッドの互除法を使って求めます。
70=33⋅2+4 33=4⋅8+1 上記より、
1=33−4⋅8=33−(70−33⋅2)⋅8=33−70⋅8+33⋅16=33⋅17+70⋅(−8) したがって、33⋅17+70⋅(−8)=1 となります。 よって、特殊解の一つは x=17, y=−8 です。 次に、一般解を求めます。
33x+70y=1 33⋅17+70⋅(−8)=1 両辺を引き算すると、
33(x−17)+70(y+8)=0 33(x−17)=−70(y+8) 33と70は互いに素なので、x−17=70k, y+8=−33k (kは整数)とおけます。 したがって、x=70k+17, y=−33k−8 が一般解です。 (2) 58x+47y=1 の場合 まず、特殊解をユークリッドの互除法を使って求めます。
58=47⋅1+11 47=11⋅4+3 11=3⋅3+2 3=2⋅1+1 上記より、
1=3−2⋅1=3−(11−3⋅3)⋅1=3−11+3⋅3=3⋅4−11 =(47−11⋅4)⋅4−11=47⋅4−11⋅16−11=47⋅4−11⋅17 =47⋅4−(58−47⋅1)⋅17=47⋅4−58⋅17+47⋅17=47⋅21−58⋅17 したがって、58⋅(−17)+47⋅21=1 となります。 よって、特殊解の一つは x=−17, y=21 です。 次に、一般解を求めます。
58x+47y=1 58⋅(−17)+47⋅21=1 両辺を引き算すると、
58(x+17)+47(y−21)=0 58(x+17)=−47(y−21) 58と47は互いに素なので、x+17=47k, y−21=−58k (kは整数)とおけます。 したがって、x=47k−17, y=−58k+21 が一般解です。