複素数 $z$ が虚数であるとき、$z_1 = z + \sqrt{2} + \sqrt{2}i$ で定義される複素数 $z_1$ が描く図形が、中心 $\sqrt{2} + \sqrt{2}i$、半径1の円となる理由を説明すること。
2025/5/14
1. 問題の内容
複素数 が虚数であるとき、 で定義される複素数 が描く図形が、中心 、半径1の円となる理由を説明すること。
2. 解き方の手順
まず、 が虚数であるという条件を数式で表します。
( は実数)とおくことができます。
次に、 を を用いて表します。
は複素数であり、 と表せるとします。( は実数)
上の式と見比べると、、 がわかります。
であり、 は実数なので、 も実数です。
ここで、 と中心 の距離を計算します。
が常に1であれば、確かに半径1の円を描くことになります。
しかし、 が純虚数という条件だけでは、 とは限りません。問題文に半径1と書いてあるので、条件を追加する必要があります。
問題文には記載されていませんが、おそらくという条件が付いていると考えられます。この条件を加えると、 となり、となります。
したがって、という条件のもとで、 は中心 、半径1の円を描きます。これは、 と中心との距離が常に1であることによります。
3. 最終的な答え
が純虚数であるという条件だけでは、 が描く図形が中心 、半径1の円であるとは言えません。という条件が加わることで、 となり、これは中心 、半径1の円を表すからです。