関数 $y = \frac{2x+3}{x+1}$ のグラフは、関数 $y = \frac{-2x+5}{x-2}$ のグラフをどのように平行移動したものか。

代数学分数関数グラフの平行移動関数
2025/5/14

1. 問題の内容

関数 y=2x+3x+1y = \frac{2x+3}{x+1} のグラフは、関数 y=2x+5x2y = \frac{-2x+5}{x-2} のグラフをどのように平行移動したものか。

2. 解き方の手順

まず、それぞれの関数を y=axp+qy = \frac{a}{x-p}+q の形に変形します。
y=2x+3x+1y = \frac{2x+3}{x+1} について:
2x+3=2(x+1)+12x+3 = 2(x+1)+1 より、
y=2(x+1)+1x+1=2+1x+1=1x+1+2y = \frac{2(x+1)+1}{x+1} = 2+\frac{1}{x+1} = \frac{1}{x+1}+2
y=2x+5x2y = \frac{-2x+5}{x-2} について:
2x+5=2(x2)+1-2x+5 = -2(x-2)+1 より、
y=2(x2)+1x2=2+1x2=1x22y = \frac{-2(x-2)+1}{x-2} = -2+\frac{1}{x-2} = \frac{1}{x-2}-2
よって、
y=2x+3x+1=1x+1+2y = \frac{2x+3}{x+1} = \frac{1}{x+1}+2
y=2x+5x2=1x22y = \frac{-2x+5}{x-2} = \frac{1}{x-2}-2
y=2x+5x2y = \frac{-2x+5}{x-2} のグラフを xx 軸方向に ppyy 軸方向に qq だけ平行移動すると y=2x+3x+1y = \frac{2x+3}{x+1} のグラフになるとすると、
1x2p2+q=1x+1+2\frac{1}{x-2-p}-2+q = \frac{1}{x+1}+2
この式がすべての xx で成り立つためには、
x2p=x+1x-2-p = x+1 より、 p=3p = -3
2+q=2-2+q = 2 より、 q=4q = 4
したがって、 y=2x+5x2y = \frac{-2x+5}{x-2} のグラフを xx 軸方向に 3-3yy 軸方向に 44 だけ平行移動すると、y=2x+3x+1y = \frac{2x+3}{x+1} のグラフになります。

3. 最終的な答え

xx 軸方向に 3-3, yy 軸方向に 44 平行移動。

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