1. 問題の内容
与えられた図の斜線部分を表す不等式を求める問題です。境界線を含むものとします。図は2つあります。
2. 解き方の手順
(1) の斜線部分は三角形です。三角形の3つの辺を表す直線の方程式を求め、それぞれの直線に関して斜線部分がどちら側にあるかを判断し、不等式を立てます。
(2) の斜線部分は円と直線で囲まれた部分です。円の方程式と直線の方程式を求め、それぞれの図形に関して斜線部分がどちら側にあるかを判断し、不等式を立てます。
(1)
まず、3つの頂点、(2,4)、(5,1)、(-1,-1) を持つ三角形の各辺の方程式を求めます。
1. 点 (2,4) と (5,1) を通る直線の方程式:
傾きは です。
点 (2,4) を通るので、方程式は つまり となります。
この直線に関して、原点 (0,0) は を満たすので、斜線部分は を満たします。
2. 点 (2,4) と (-1,-1) を通る直線の方程式:
傾きは です。
点 (2,4) を通るので、方程式は つまり となります。
と書き換えられます。この直線に関して、(5,1)はを満たし、斜線部分にあるので を満たします。
3. 点 (5,1) と (-1,-1) を通る直線の方程式:
傾きは です。
点 (5,1) を通るので、方程式は つまり となります。
と書き換えられます。この直線に関して、(2,4) は を満たし、斜線部分にあるので を満たします。
したがって、(1) の答えは、
(2)
円の中心は原点(0,0)で、半径は2なので、円の方程式は です。斜線部分は円の内側にあるので、 を満たします。
直線は点 (2,0) と (0,2) を通るので、傾きは です。y切片は2なので、直線の方程式は です。この直線に関して、原点 (0,0) は を満たすので、斜線部分は を満たします。
したがって、(2) の答えは、
3. 最終的な答え
(1)
(2)