底辺6cm、高さ8cmの直角三角形を高さの1/2のところで切り取ってできた台形を、直線lを軸として1回転させたときにできる立体の体積を求めよ。

幾何学体積回転体円錐円柱台形
2025/5/14

1. 問題の内容

底辺6cm、高さ8cmの直角三角形を高さの1/2のところで切り取ってできた台形を、直線lを軸として1回転させたときにできる立体の体積を求めよ。

2. 解き方の手順

この問題を解くには、回転体としてできる円錐と円柱の体積を計算し、それらを足し合わせる必要があります。
まず、切り取られた台形を直線lを軸として回転させたときにできる立体を考えます。この立体は、底面の半径が6cm、高さが8cmの円錐から、底面の半径が3cm、高さが4cmの円錐を取り除き、さらに底面の半径が3cm、高さが4cmの円柱を付け加えたものと考えることができます。
円錐の体積の公式は V=13πr2hV = \frac{1}{3}\pi r^2 h 、円柱の体積の公式は V=πr2hV = \pi r^2 h です。
大きな円錐の体積は、
V1=13π(62)(8)=13π(36)(8)=96πV_1 = \frac{1}{3}\pi (6^2)(8) = \frac{1}{3}\pi (36)(8) = 96\pi
小さな円錐の体積は、
V2=13π(32)(4)=13π(9)(4)=12πV_2 = \frac{1}{3}\pi (3^2)(4) = \frac{1}{3}\pi (9)(4) = 12\pi
円柱の体積は、
V3=π(32)(4)=π(9)(4)=36πV_3 = \pi (3^2)(4) = \pi (9)(4) = 36\pi
求める立体の体積は、大きな円錐から小さな円錐を引いたものに、円柱を足し合わせたものなので、
V=V1V2+V3=96π12π+36π=120πV = V_1 - V_2 + V_3 = 96\pi - 12\pi + 36\pi = 120\pi

3. 最終的な答え

120π cm3120\pi \text{ cm}^3

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