この問題を解くには、回転体としてできる円錐と円柱の体積を計算し、それらを足し合わせる必要があります。
まず、切り取られた台形を直線lを軸として回転させたときにできる立体を考えます。この立体は、底面の半径が6cm、高さが8cmの円錐から、底面の半径が3cm、高さが4cmの円錐を取り除き、さらに底面の半径が3cm、高さが4cmの円柱を付け加えたものと考えることができます。
円錐の体積の公式は V=31πr2h 、円柱の体積の公式は V=πr2h です。 大きな円錐の体積は、
V1=31π(62)(8)=31π(36)(8)=96π 小さな円錐の体積は、
V2=31π(32)(4)=31π(9)(4)=12π 円柱の体積は、
V3=π(32)(4)=π(9)(4)=36π 求める立体の体積は、大きな円錐から小さな円錐を引いたものに、円柱を足し合わせたものなので、
V=V1−V2+V3=96π−12π+36π=120π