点A(1, 3)と直線 $l: x - 2y - 1 = 0$ が与えられている。点Qが直線 $l$ 上を動くとき、次の条件を満たす点Pの軌跡を求める。 (1) Pは線分AQの中点 (2) Pは線分QAを1:2に内分する (3) PとQはAに関して対称 (4) PはQをx軸方向に2、y軸方向に-1平行移動した点

幾何学軌跡直線中点内分点対称点平行移動
2025/5/14

1. 問題の内容

点A(1, 3)と直線 l:x2y1=0l: x - 2y - 1 = 0 が与えられている。点Qが直線 ll 上を動くとき、次の条件を満たす点Pの軌跡を求める。
(1) Pは線分AQの中点
(2) Pは線分QAを1:2に内分する
(3) PとQはAに関して対称
(4) PはQをx軸方向に2、y軸方向に-1平行移動した点

2. 解き方の手順

(1) Pは線分AQの中点の場合:
点Pの座標を(x, y)とする。点Qは直線 ll 上の点なので、Qの座標を(s, t)とすると、s2t1=0s - 2t - 1 = 0が成り立つ。PはAQの中点なので、
x=1+s2,y=3+t2x = \frac{1 + s}{2}, y = \frac{3 + t}{2}
これから、s=2x1,t=2y3s = 2x - 1, t = 2y - 3となる。
これらをs2t1=0s - 2t - 1 = 0に代入すると、
(2x1)2(2y3)1=0(2x - 1) - 2(2y - 3) - 1 = 0
2x14y+61=02x - 1 - 4y + 6 - 1 = 0
2x4y+4=02x - 4y + 4 = 0
x2y+2=0x - 2y + 2 = 0
(2) Pは線分QAを1:2に内分する場合:
点Pの座標を(x, y)とする。点Qは直線 ll 上の点なので、Qの座標を(s, t)とすると、s2t1=0s - 2t - 1 = 0が成り立つ。PはQAを1:2に内分するので、
x=2(1)+1(s)1+2=2+s3,y=2(3)+1(t)1+2=6+t3x = \frac{2(1) + 1(s)}{1 + 2} = \frac{2 + s}{3}, y = \frac{2(3) + 1(t)}{1 + 2} = \frac{6 + t}{3}
これから、s=3x2,t=3y6s = 3x - 2, t = 3y - 6となる。
これらをs2t1=0s - 2t - 1 = 0に代入すると、
(3x2)2(3y6)1=0(3x - 2) - 2(3y - 6) - 1 = 0
3x26y+121=03x - 2 - 6y + 12 - 1 = 0
3x6y+9=03x - 6y + 9 = 0
x2y+3=0x - 2y + 3 = 0
(3) PとQはAに関して対称の場合:
点Pの座標を(x, y)とする。点Qは直線 ll 上の点なので、Qの座標を(s, t)とすると、s2t1=0s - 2t - 1 = 0が成り立つ。AはPQの中点なので、
1=x+s2,3=y+t21 = \frac{x + s}{2}, 3 = \frac{y + t}{2}
これから、s=2x,t=6ys = 2 - x, t = 6 - yとなる。
これらをs2t1=0s - 2t - 1 = 0に代入すると、
(2x)2(6y)1=0(2 - x) - 2(6 - y) - 1 = 0
2x12+2y1=02 - x - 12 + 2y - 1 = 0
x+2y11=0-x + 2y - 11 = 0
x2y+11=0x - 2y + 11 = 0
(4) PはQをx軸方向に2、y軸方向に-1平行移動した点の場合:
点Qの座標を(s, t)とする。点Qは直線 ll 上の点なので、s2t1=0s - 2t - 1 = 0が成り立つ。点Pの座標を(x, y)とすると、PはQをx軸方向に2、y軸方向に-1平行移動した点なので、
x=s+2,y=t1x = s + 2, y = t - 1
これから、s=x2,t=y+1s = x - 2, t = y + 1となる。
これらをs2t1=0s - 2t - 1 = 0に代入すると、
(x2)2(y+1)1=0(x - 2) - 2(y + 1) - 1 = 0
x22y21=0x - 2 - 2y - 2 - 1 = 0
x2y5=0x - 2y - 5 = 0

3. 最終的な答え

(1) x2y+2=0x - 2y + 2 = 0
(2) x2y+3=0x - 2y + 3 = 0
(3) x2y+11=0x - 2y + 11 = 0
(4) x2y5=0x - 2y - 5 = 0

「幾何学」の関連問題

放物線 $y = \frac{1}{4}x^2$ と直線 $l$ が2点A, Bで交わっている。Aのx座標は-2、Bのx座標は4である。このとき、直線 $l$ の式を求める。

放物線直線座標連立方程式
2025/5/14

放物線 $y = \frac{1}{4}x^2$ と直線 $l$ が2点A, Bで交わっている。点Bを通り$x$軸に平行な直線に関して、$l$と対称な直線$m$を引き、放物線とのもう一つの交点をCとす...

放物線直線交点連立方程式座標
2025/5/14

底面の半径と高さがともに3cmの円柱と、半径が3cmの半球がある。円柱の体積を$V$ cm$^3$、半球の体積を$W$ cm$^3$とするとき、$V:W$をもっとも簡単な整数の比で表す。

体積円柱半球
2025/5/14

与えられた立面図と平面図から、立体の体積を求める問題です。立面図は縦6cm、横4cmの長方形であり、平面図は円であることから、この立体は円柱を半分に切ったものであると推測できます。

体積円柱立体図形π計算
2025/5/14

一辺の長さが $a$ cm の立方体がある。この立方体を平面 CHF で切ってできる三角錐の体積を求めよ。

立体図形体積立方体三角錐
2025/5/14

底辺6cm、高さ8cmの直角三角形を高さの1/2のところで切り取ってできた台形を、直線lを軸として1回転させたときにできる立体の体積を求めよ。

体積回転体円錐円柱台形
2025/5/14

底面が一辺2cmの正方形で、高さが5cmの正四角錐の体積を求める問題です。

体積正四角錐空間図形
2025/5/14

半径が6cmの半球の体積を求める問題です。

体積半球半径円周率
2025/5/14

直径が10cmの球の表面積を求める問題です。

表面積半径体積
2025/5/14

半径3cmの球の体積を求める問題です。

体積半径公式計算
2025/5/14