放物線 $y = \frac{1}{4}x^2$ と直線 $l$ が2点A, Bで交わっている。点Bを通り$x$軸に平行な直線に関して、$l$と対称な直線$m$を引き、放物線とのもう一つの交点をCとする。 (1) Aの$x$座標が-2、Bの$x$座標が4のとき、直線$l$の式を求める。 (2) 直線$m$の式を求める。 (3) 点Cの座標を求める。

幾何学放物線直線交点連立方程式座標
2025/5/14

1. 問題の内容

放物線 y=14x2y = \frac{1}{4}x^2 と直線 ll が2点A, Bで交わっている。点Bを通りxx軸に平行な直線に関して、llと対称な直線mmを引き、放物線とのもう一つの交点をCとする。
(1) Aのxx座標が-2、Bのxx座標が4のとき、直線llの式を求める。
(2) 直線mmの式を求める。
(3) 点Cの座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
Aのxx座標は-2なので、y=14(2)2=1y = \frac{1}{4}(-2)^2 = 1 より、Aの座標は(-2, 1)。
Bのxx座標は4なので、y=14(4)2=4y = \frac{1}{4}(4)^2 = 4 より、Bの座標は(4, 4)。
直線llはA(-2, 1)とB(4, 4)を通るので、直線の傾きは 414(2)=36=12\frac{4-1}{4-(-2)} = \frac{3}{6} = \frac{1}{2}
よって、直線llの式は、y=12x+by = \frac{1}{2}x + b と表せる。
この直線が点A(-2, 1)を通るので、1=12(2)+b1 = \frac{1}{2}(-2) + b より、1=1+b1 = -1 + b なので、b=2b = 2
したがって、直線llの式は、y=12x+2y = \frac{1}{2}x + 2
(2)
直線mmは、点Bを通るxx軸に平行な直線に関して、直線llと対称な直線である。
したがって、直線mmの傾きは、直線llの傾きの符号を反転させたものになる。
また、直線llと直線mmの中点(対称軸上の点)は一致する。
Bのxx座標は4なので、対称軸はx=4x=4
直線mmの傾きをaa、切片をccとすると、直線mmの式はy=ax+cy = ax + c
直線llの傾きは12\frac{1}{2}なので、直線mmの傾きは12-\frac{1}{2}
したがって、直線mmの式はy=12x+cy = -\frac{1}{2}x + c
直線mmは点B(4, 4)を通るので、4=12(4)+c4 = -\frac{1}{2}(4) + c より、4=2+c4 = -2 + c なので、c=6c = 6
したがって、直線mmの式は、y=12x+6y = -\frac{1}{2}x + 6
(3)
点Cは、直線mmと放物線の交点である。
直線mmの式はy=12x+6y = -\frac{1}{2}x + 6、放物線の式はy=14x2y = \frac{1}{4}x^2
これらを連立方程式として解く。
14x2=12x+6\frac{1}{4}x^2 = -\frac{1}{2}x + 6
x2=2x+24x^2 = -2x + 24
x2+2x24=0x^2 + 2x - 24 = 0
(x+6)(x4)=0(x+6)(x-4) = 0
x=6,4x = -6, 4
x=4x = 4は点Bなので、x=6x = -6が点Cのxx座標。
点Cのyy座標は、y=14(6)2=14(36)=9y = \frac{1}{4}(-6)^2 = \frac{1}{4}(36) = 9
したがって、点Cの座標は(-6, 9)。

3. 最終的な答え

(1) y=12x+2y = \frac{1}{2}x + 2
(2) y=12x+6y = -\frac{1}{2}x + 6
(3) (-6, 9)

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