ある高校の1年生全員が長いすに座る時、1つの長いすに6人ずつ座ると15人が座れなくなる。また、1つの長いすに7人ずつ座ると、使わない長いすが3つできる。長いすの数は何脚以上何脚以下か。

代数学不等式文章題連立方程式数量関係
2025/5/14

1. 問題の内容

ある高校の1年生全員が長いすに座る時、1つの長いすに6人ずつ座ると15人が座れなくなる。また、1つの長いすに7人ずつ座ると、使わない長いすが3つできる。長いすの数は何脚以上何脚以下か。

2. 解き方の手順

まず、長いすの数を xx とする。
* 6人ずつ座る場合、15人が座れないので、生徒の数は 6x+156x + 15 人となる。
* 7人ずつ座る場合、使わない長いすが3つできるので、実際に生徒が座る長いすの数は最大で x3x-3 脚となる。
生徒が座る長いすが x3x-3 脚の場合、7(x3)7(x-3) 人までは座ることができる。
しかし、使わない長いすが3脚「できる」という情報から、少なくとも座っていない長いすが3脚あることがわかるが、それ以上の数は不明であるため、座る長いすの数は最大で x3x-3である。
x4x-4脚まで7人で座り、残りの1脚には1人以上7人未満が座ると考えられる。座る人数が最小の場合、 x4x-4 脚には7人ずつ座り、最後の1脚には1人だけ座る。座る人数が最大の場合、x3x-3脚すべてに7人ずつ座る。
したがって、生徒の数について次の不等式が成り立つ。
7(x4)+16x+157(x3)7(x-4) + 1 \le 6x + 15 \le 7(x-3)
左側の不等式を解く。
7(x4)+16x+157(x-4) + 1 \le 6x + 15
7x28+16x+157x - 28 + 1 \le 6x + 15
7x276x+157x - 27 \le 6x + 15
x42x \le 42
右側の不等式を解く。
6x+157(x3)6x + 15 \le 7(x-3)
6x+157x216x + 15 \le 7x - 21
36x36 \le x
したがって、36x4236 \le x \le 42

3. 最終的な答え

長いすの数は36脚以上42脚以下である。

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