5肢選択の問題が30問出題され、受験生は25問を選択して解答します。B君にとっての問題の難易度が以下のように与えられたとき、B君の正答数の期待値を求めます。 * 確実に正答がわかる問題:10問 * 5つの選択肢のうち、3つが誤答とわかる問題:5問 * 5つの選択肢のうち、2つが誤答とわかる問題:5問 * 全くわからない問題:10問

確率論・統計学期待値確率場合の数選択問題
2025/5/15

1. 問題の内容

5肢選択の問題が30問出題され、受験生は25問を選択して解答します。B君にとっての問題の難易度が以下のように与えられたとき、B君の正答数の期待値を求めます。
* 確実に正答がわかる問題:10問
* 5つの選択肢のうち、3つが誤答とわかる問題:5問
* 5つの選択肢のうち、2つが誤答とわかる問題:5問
* 全くわからない問題:10問

2. 解き方の手順

まず、B君が解く問題の選び方を考えます。B君は正答数の期待値を最大化するように問題を選択するので、確実に正答がわかる問題から優先的に選びます。

1. 確実に正答がわかる問題をすべて選びます:10問

2. 次に、選択肢を絞れる問題を選びます。3つの選択肢を消せる問題と2つの選択肢を消せる問題のどちらを優先するかを考えます。3つの選択肢を消せる問題は正解確率が$\frac{1}{2}$、2つの選択肢を消せる問題は正解確率が$\frac{1}{3}$です。したがって、3つの選択肢を消せる問題を優先的に選びます。

3. 3つの選択肢を消せる問題をすべて選びます:5問

4. 2つの選択肢を消せる問題をすべて選びます:5問

5. ここまでで、10 + 5 + 5 = 20問を選びました。残りの5問は全くわからない問題から選びます:5問

次に、それぞれの問題における正答数の期待値を計算します。

1. 確実に正答がわかる問題:10問(正答数10)

2. 3つの選択肢を消せる問題:5問(正答率$\frac{1}{2}$なので、正答数の期待値は$5 \times \frac{1}{2} = 2.5$)

3. 2つの選択肢を消せる問題:5問(正答率$\frac{1}{3}$なので、正答数の期待値は$5 \times \frac{1}{3} = \frac{5}{3}$)

4. 全くわからない問題:5問(正答率$\frac{1}{5}$なので、正答数の期待値は$5 \times \frac{1}{5} = 1$)

したがって、B君の正答数の期待値は、
10+2.5+53+1=13.5+53=40.5+53=45.53=91610 + 2.5 + \frac{5}{3} + 1 = 13.5 + \frac{5}{3} = \frac{40.5 + 5}{3} = \frac{45.5}{3} = \frac{91}{6}

3. 最終的な答え

916\frac{91}{6}

「確率論・統計学」の関連問題

40点満点の試験の平均点が25点、標準偏差が5点のとき、各得点$x$を$2x + 20$に変換した場合の平均点と標準偏差を求めよ。

統計平均標準偏差線形変換
2025/5/15

1つのサイコロを2回投げるとき、以下の条件を満たす目の和になる出方は何通りあるかをそれぞれ求めます。 (1) 目の和が6または9になる (2) 目の和が3の倍数になる (3) 目の和が5以下になる

確率サイコロ組み合わせ
2025/5/15

A君は3回生春学期までに80単位を取得しており、秋学期に14科目を履修する。各科目は2単位で、単位取得率は90%である。3回生終了時点で100単位以上取得していない場合、留年が確定する。A君が留年する...

二項分布確率期待値統計
2025/5/15

与えられた度数分布表から、読書時間が12時間未満の生徒の割合を求める問題です。

度数分布割合統計
2025/5/15

10本のくじの中に当たりくじが2本含まれている。このくじから同時に5本引いたとき、当たりくじの本数を $X$ とする。このとき、$X$ の期待値 $E(X)$、$X^2$ の期待値 $E(X^2)$、...

期待値分散超幾何分布確率
2025/5/15

確率変数 $X$ の期待値が $E[X] = 5$、分散が $V[X] = 1$ であるとき、確率変数 $Y = 3X - 1$ の期待値 $E[Y]$ と分散 $V[Y]$ を求める問題です。

期待値分散確率変数線形性
2025/5/15

電車が10分おきに発着しているとき、次の電車までの待ち時間を確率変数 $X$ とすると、$1 \le X < 4$ となる確率を求める。

確率一様分布確率密度関数積分
2025/5/15

2枚のコインを同時に投げたとき、表の出た枚数を確率変数$X$と定義します。このとき、$P(X=2)$、つまり2枚とも表が出る確率を求めます。

確率確率変数コイン事象
2025/5/15

表1に示された商品Xと商品Yの売上個数データに基づき、以下の問いに答える問題です。 (1) XとYの相関係数を求めます。 (2) 土曜日の売上個数データ(X=14, Y=16)を追加した場合の変化につ...

相関係数偏差標準偏差共分散統計
2025/5/14

問題41:20個の製品の中に4個の不良品がある。この中から3個を同時に取り出すとき、不良品が2個以上含まれる確率を求める。 問題42:2個のサイコロを同時に投げるとき、目の和が5の倍数になる確率を求め...

確率組み合わせ事象
2025/5/14