(1) 1から100までの整数のうち、3と互いに素なものの個数、10と互いに素なものの個数、30と互いに素なものの個数を求めます。 (2) 和が2で積が$2-a$となる2つの異なる整数が存在するような自然数$a$を小さい順に$a_1, a_2, a_3, \dots$とするとき、$a_1, a_2, a_3$の値を求め、数列$\{a_n\}$の初項から第$k$項までの和が294であるとき、$k$の値を求めます。 (3) $0 < \theta < 2\pi$を満たす$\theta$に対して、$x = 2\theta^2 - \sin^2 \theta$, $y = \sin^2 \theta$とおく。$\frac{dy}{dx} > 0$となるとき、$x$のとりうる値の範囲を小さい順に求めます。
2025/3/7
1. 問題の内容
(1) 1から100までの整数のうち、3と互いに素なものの個数、10と互いに素なものの個数、30と互いに素なものの個数を求めます。
(2) 和が2で積がとなる2つの異なる整数が存在するような自然数を小さい順にとするとき、の値を求め、数列の初項から第項までの和が294であるとき、の値を求めます。
(3) を満たすに対して、, とおく。となるとき、のとりうる値の範囲を小さい順に求めます。
2. 解き方の手順
(1)
* 3と互いに素な数の個数:1から100までの整数のうち、3の倍数は33個あるので、個。
* 10と互いに素な数の個数:10の倍数は10個、2の倍数は50個、5の倍数は20個。10と互いに素なものの個数は、個。
* 30と互いに素な数の個数:なので、26個。
(2)
* 和が2で積がとなる2つの異なる整数をとすると、, である。はの解なので、解と係数の関係より, 。判別式より、, , 。が整数であることから、なので、は平方数。より、。
。
* 。。, , , 。を代入すると、となるので、。
(3)
* , 。, 。。
かつまたはかつ。
は常に成立。より、または。または。
より、
のとき、。のとき、、のとき、。
のとき、。のとき、、のとき、。
したがって、, 。
3. 最終的な答え
(1) 67, 40, 26
(2) 2, 5, 10, 9
(3) ,