1. 問題の内容
与えられた式 を計算し、最も簡単な形で表す問題です。
2. 解き方の手順
まず、分子の根号の中身を簡略化することを考えます。 を の形に変形できると仮定します。ここでとは有理数です。
この式から、次の2つの式が得られます。
2番目の式から、、つまりが得られます。これを1番目の式に代入すると次のようになります。
ここで、 とおくと、 という2次方程式が得られます。しかし、この方程式の判別式は であり、負であるため、実数解を持ちません。
別の方法を試します。分子をの形に変形できると仮定すると、
,
これより、, つまり、が得られます。これは実数解を持ちません。
さらに別の方法として、をの形に無理やり変形することを考えます。
したがって、
元の式に戻ると、
分母を有理化するために、分母の共役複素数 を分子と分母に掛けます。