問題は以下の通りです。 直線 $l$ は $y = \frac{1}{3}x + 4$ のグラフ、直線 $m$ は $y = -\frac{2}{3}x + 7$ のグラフである。 $l$ と $m$ の交点を $A$ とする。$B$ は $A$ と $x$ 座標の等しい $x$ 軸上の点である。$P$ は $l$ 上の点、$Q$ は $m$ 上の点、$R$ は $x$ 軸上の点で、いずれも $x$ 座標は等しく、その値は $A$ の $x$ 座標よりも大きい。このとき、以下の問いに答える。 (1) 点 $A$ の座標を求めよ。 (2) $PQ = BR$ であることを証明せよ。

幾何学座標平面直線交点距離証明
2025/5/17

1. 問題の内容

問題は以下の通りです。
直線 lly=13x+4y = \frac{1}{3}x + 4 のグラフ、直線 mmy=23x+7y = -\frac{2}{3}x + 7 のグラフである。 llmm の交点を AA とする。BBAAxx 座標の等しい xx 軸上の点である。PPll 上の点、QQmm 上の点、RRxx 軸上の点で、いずれも xx 座標は等しく、その値は AAxx 座標よりも大きい。このとき、以下の問いに答える。
(1) 点 AA の座標を求めよ。
(2) PQ=BRPQ = BR であることを証明せよ。

2. 解き方の手順

(1) 点 AA の座標を求める。
AA は直線 ll と直線 mm の交点なので、llmm の式を連立させて解けばよい。
13x+4=23x+7\frac{1}{3}x + 4 = -\frac{2}{3}x + 7
両辺に3をかける
x+12=2x+21x + 12 = -2x + 21
3x=93x = 9
x=3x = 3
y=13(3)+4=1+4=5y = \frac{1}{3}(3) + 4 = 1 + 4 = 5
したがって、点 AA の座標は (3,5)(3, 5) である。
(2) PQ=BRPQ = BR であることを証明する。
P,Q,RP, Q, Rxx 座標を tt とする。ただし t>3t > 3 とする。
PPll 上の点なので、PPyy 座標は 13t+4\frac{1}{3}t + 4 である。したがって、P(t,13t+4)P(t, \frac{1}{3}t + 4)
QQmm 上の点なので、QQyy 座標は 23t+7-\frac{2}{3}t + 7 である。したがって、Q(t,23t+7)Q(t, -\frac{2}{3}t + 7)
RRxx 軸上の点なので、R(t,0)R(t, 0)
したがって、PQ=(13t+4)(23t+7)=t3=t3PQ = |(\frac{1}{3}t + 4) - (-\frac{2}{3}t + 7)| = |t - 3| = t - 3 (なぜなら t>3t > 3 より t3>0t - 3 > 0)
BB は、AAxx 座標が同じで、xx 軸上の点なので、B(3,0)B(3, 0)
BR=t3=t3BR = |t - 3| = t - 3 (なぜなら t>3t > 3 より t3>0t - 3 > 0)
したがって、PQ=t3PQ = t - 3BR=t3BR = t - 3 であるから、PQ=BRPQ = BR である。

3. 最終的な答え

(1) A(3,5)A(3, 5)
(2) (証明)
P,Q,RP, Q, Rxx 座標を tt とする。ただし t>3t > 3 とする。
P(t,13t+4)P(t, \frac{1}{3}t + 4)
Q(t,23t+7)Q(t, -\frac{2}{3}t + 7)
R(t,0)R(t, 0)
PQ=(13t+4)(23t+7)=t3=t3PQ = |(\frac{1}{3}t + 4) - (-\frac{2}{3}t + 7)| = |t - 3| = t - 3
B(3,0)B(3, 0)
BR=t3=t3BR = |t - 3| = t - 3
したがって、PQ=t3PQ = t - 3BR=t3BR = t - 3 であるから、PQ=BRPQ = BR である。

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