$x$ についての2次方程式 $x^2 + 4px + 2p^2 + 3 = 0$ の2つの解がともに正であり、一方の解が他方の解より2大きいとき、定数 $p$ の値を求めます。

代数学二次方程式解の公式解と係数の関係不等式
2025/5/17

1. 問題の内容

xx についての2次方程式 x2+4px+2p2+3=0x^2 + 4px + 2p^2 + 3 = 0 の2つの解がともに正であり、一方の解が他方の解より2大きいとき、定数 pp の値を求めます。

2. 解き方の手順

2次方程式 x2+4px+2p2+3=0x^2 + 4px + 2p^2 + 3 = 0 の2つの解を α\alphaα+2\alpha + 2 とします。
解と係数の関係より、
α+(α+2)=4p \alpha + (\alpha + 2) = -4p
α(α+2)=2p2+3 \alpha (\alpha + 2) = 2p^2 + 3
上の式から、
2α+2=4p 2\alpha + 2 = -4p
α+1=2p \alpha + 1 = -2p
α=2p1 \alpha = -2p - 1
下の式に α=2p1\alpha = -2p - 1 を代入すると、
(2p1)(2p1+2)=2p2+3 (-2p - 1)(-2p - 1 + 2) = 2p^2 + 3
(2p1)(2p+1)=2p2+3 (-2p - 1)(-2p + 1) = 2p^2 + 3
4p21=2p2+3 4p^2 - 1 = 2p^2 + 3
2p2=4 2p^2 = 4
p2=2 p^2 = 2
p=±2 p = \pm \sqrt{2}
α\alpha, α+2\alpha + 2 がともに正であることから、α>0\alpha > 0 が必要です。
α=2p1>0\alpha = -2p - 1 > 0 より、
2p>1-2p > 1
p<12p < -\frac{1}{2}
p=±2p = \pm \sqrt{2} のうち、p<12p < -\frac{1}{2} を満たすのは p=2p = -\sqrt{2} のみです。
α=2(2)1=221\alpha = -2(-\sqrt{2}) - 1 = 2\sqrt{2} - 1
α+2=22+1\alpha + 2 = 2\sqrt{2} + 1
これらは確かに正です。

3. 最終的な答え

p=2p = -\sqrt{2}

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