まず、x についての3次式と見て、因数定理を利用して因数を見つけます。x=ay を代入して式が0になるような a を探します。 (2y)3−(2y)2y−2(2y)y2+8y3=8y3−4y3−4y3+8y3=8y3=0 x=−2y を代入すると、 (−2y)3−(−2y)2y−2(−2y)y2+8y3=−8y3−4y3+4y3+8y3=0 したがって、x+2y は与式の因数です。 次に、与式を x+2y で割ります。 \begin{array}{c|ccccc}
\multicolumn{2}{r}{x^2} & -3xy & +4y^2 \\
\cline{2-6}
x+2y & x^3 & -x^2y & -2xy^2 & +8y^3 \\
\multicolumn{2}{r}{x^3} & +2x^2y \\
\cline{2-3}
\multicolumn{2}{r}{0} & -3x^2y & -2xy^2 \\
\multicolumn{2}{r}{} & -3x^2y & -6xy^2 \\
\cline{3-4}
\multicolumn{2}{r}{} & 0 & 4xy^2 & +8y^3 \\
\multicolumn{2}{r}{} & & 4xy^2 & +8y^3 \\
\cline{4-5}
\multicolumn{2}{r}{} & & 0 & 0 \\
\end{array}
したがって、
x3−x2y−2xy2+8y3=(x+2y)(x2−3xy+4y2) 最後に、x2−3xy+4y2 がさらに因数分解できるか調べます。 判別式 D=(−3y)2−4(1)(4y2)=9y2−16y2=−7y2<0 したがって、x2−3xy+4y2 は実数の範囲では因数分解できません。