(ア)
まず、集合 A,B,C,D を具体的に考えます。 A={x∣x≤−2 または x≥2} A={x∣−2<x<2} B={x∣1≤x≤2} D={−4,−2,1,2} D={x∣x=−4,−2,1,2} B∩D={x∣1≤x≤2}∩{x∣x=−4,−2,1,2}={x∣1<x<2} x∈B∩D ならば 1<x<2 であり、これは −2<x<2 を満たすので x∈A です。 したがって、x∈B∩D は x∈A であるための十分条件です。 一方、x∈A であっても、x=0 のように x∈B∩D でない場合があります。 したがって、x∈B∩D は x∈A であるための必要条件ではありません。 よって、(ア) の答えは 1 (十分条件であるが、必要条件ではない) です。
(イ)
A∪B={x∣−2<x<2}∪{x∣1≤x≤2}={x∣−2<x≤2} (A∪B)∩D={x∣−2<x≤2}∩{−4,−2,1,2}={1,2} x∈(A∪B)∩D ならば x=1 または x=2 であり、これは x∈C={1,2} を満たします。 したがって、x∈(A∪B)∩D は x∈C であるための十分条件です。 一方、x∈C ならば x=1 または x=2 であり、これは (A∪B)∩D={1,2} を満たします。 したがって、x∈(A∪B)∩D は x∈C であるための必要条件です。 よって、(イ) の答えは 2 (必要十分条件である) です。