1. 問題の内容
円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=3, BC=6, CD=5, DA=2であるとき、 の値を求めよ。
2. 解き方の手順
円に内接する四角形の性質として、対角の和が180°であること、つまり が成り立つことを利用します。
対角線BDで四角形を二つの三角形に分割します。三角形ABDと三角形BCDにおいて、余弦定理を適用し、BDの長さを二通りで表し、それらを等しいとおくことで、 の値を求めます。
三角形ABDにおいて、余弦定理より
三角形BCDにおいて、余弦定理より
円に内接する四角形の性質より、なので、
したがって、
二つのの式を等しいとおくと、