重心Gは、三角形OABの頂点から対辺の中点に引いた線分の交点である。
したがって、OG=3OA+OB+OO=3a+b+0 OG=31a+31b (3p−2)PO−2pPA−pPB=0 (3p−2)PO+2pAP+pBP=0 (3p−2)PO+2p(AO+OP)+p(BO+OP)=0 −(3p−2)OP−2pOA+2pOP−pOB+pOP=0 −(3p−2−2p−p)OP=2pOA+pOB 3pOP=2pa+pb OP=3p2pa+3ppb OP=32a+31b 点Cは直線OP上にあるので、実数kを用いてOC=kOPと表せる。 OC=k(32a+31b)=32ka+3kb 点Cは直線AB上にあるので、32k+3k=1となる。 OC=32a+31b OP:OCについて
OC=kOPでk=1なので、OP:OC = 1:1 AC:CBについて
OC=32a+31bより、点Cは線分ABを1:2に内分する点である。 よって、AC:CB=2:1
(3) (i) OQ=qOBを満たす点Qをとり、3点P, G, Qが一直線上にあるときを考える。 PG=OG−OP=31a+31b−32a−31b=−31a PQ=OQ−OP=qb−32a−31b=−32a+(q−31)b 3点P, G, Qが一直線上にあるので、PQ=kPGとなる実数kが存在する。 −32a+(q−31)b=k(−31a) −32a+(q−31)b=−3ka a,bは一次独立なので、 −32=−3k q−31=0 よって、k=2,q=31 qはpに関係なく定数となるので、pの値を求めるまでもない。
(ii)
三角形OABの面積をS, 三角形OPQの面積をTとするとき、S:T=27:8となるようなp, qの組(p, q)を求めよ。
S:T = 27:8
S=21∣a∣∣b∣sinθ T=21∣OP∣∣OQ∣sinθ=21∣32a+31b∣∣qb∣sinθ T=21∣32a+31b∣∣31b∣sinθ=181∣2a+b∣∣b∣sinθ OP=32a+31b OQ=qOB=31b T=21∣32a∣∣31b∣sinθ=91S∣a∣∣b∣∣32a∣∣31b∣ 面積比の公式を用いる。
SOPQ=∣32×31−31×0∣S=92S S:92S=27:8 29=827は矛盾する。 よって、条件を満たすp,qは存在しない。