(1) 点 A(3, -4) と点 B(p, q) が直線 x+2y=0 に関して対称であるとき、以下の2つの条件が成り立ちます。 (i) 線分 AB の中点が直線 x+2y=0 上にある。 (ii) 直線 AB と直線 x+2y=0 が垂直である。 (i) 線分 AB の中点は (23+p,2−4+q) であり、これが直線 x+2y=0 上にあるので、 23+p+2(2−4+q)=0 3+p−8+2q=0 p+2q=5 ...(1) (ii) 直線 AB の傾きは p−3q−(−4)=p−3q+4 であり、直線 x+2y=0 の傾きは −21 です。2つの直線が垂直であるので、 p−3q+4×(−21)=−1 q+4=2(p−3) q+4=2p−6 2p−q=10 ...(2) (1)と(2)の連立方程式を解きます。
(1)より p=5−2q ...(3) (3)を(2)に代入して、2(5−2q)−q=10 10−4q−q=10 q=0 を(3)に代入して、p=5−2(0)=5 したがって、点 B の座標は (5, 0) です。
(2) 点 A(3, 2) と点 B(p, q) が直線 x+y+1=0 に関して対称であるとき、以下の2つの条件が成り立ちます。 (i) 線分 AB の中点が直線 x+y+1=0 上にある。 (ii) 直線 AB と直線 x+y+1=0 が垂直である。 (i) 線分 AB の中点は (23+p,22+q) であり、これが直線 x+y+1=0 上にあるので、 23+p+22+q+1=0 3+p+2+q+2=0 p+q=−7 ...(4) (ii) 直線 AB の傾きは p−3q−2 であり、直線 x+y+1=0 の傾きは −1 です。2つの直線が垂直であるので、 p−3q−2×(−1)=−1 p−3q−2=1 p−q=1 ...(5) (4)と(5)の連立方程式を解きます。
(4)より p=−7−q ...(6) (6)を(5)に代入して、(−7−q)−q=1 −7−2q=1 q=−4 を(6)に代入して、p=−7−(−4)=−3 したがって、点 B の座標は (-3, -4) です。