(1) 直線 $x + 2y = 0$ に関して、点 A(3, -4) と対称な点 B の座標を求めます。 (2) 直線 $x + y + 1 = 0$ に関して、点 A(3, 2) と対称な点 B の座標を求めます。

幾何学座標平面対称な点直線の方程式連立方程式
2025/5/18

1. 問題の内容

(1) 直線 x+2y=0x + 2y = 0 に関して、点 A(3, -4) と対称な点 B の座標を求めます。
(2) 直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 に関して、点 A(3, 2) と対称な点 B の座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 点 A(3, -4) と点 B(p, q) が直線 x+2y=0x + 2y = 0 に関して対称であるとき、以下の2つの条件が成り立ちます。
(i) 線分 AB の中点が直線 x+2y=0x + 2y = 0 上にある。
(ii) 直線 AB と直線 x+2y=0x + 2y = 0 が垂直である。
(i) 線分 AB の中点は (3+p2,4+q2)(\frac{3+p}{2}, \frac{-4+q}{2}) であり、これが直線 x+2y=0x + 2y = 0 上にあるので、
3+p2+2(4+q2)=0\frac{3+p}{2} + 2(\frac{-4+q}{2}) = 0
3+p8+2q=03+p - 8 + 2q = 0
p+2q=5p + 2q = 5 ...(1)
(ii) 直線 AB の傾きは q(4)p3=q+4p3\frac{q-(-4)}{p-3} = \frac{q+4}{p-3} であり、直線 x+2y=0x + 2y = 0 の傾きは 12-\frac{1}{2} です。2つの直線が垂直であるので、
q+4p3×(12)=1\frac{q+4}{p-3} \times (-\frac{1}{2}) = -1
q+4=2(p3)q+4 = 2(p-3)
q+4=2p6q+4 = 2p - 6
2pq=102p - q = 10 ...(2)
(1)と(2)の連立方程式を解きます。
(1)より p=52qp = 5 - 2q ...(3)
(3)を(2)に代入して、2(52q)q=102(5 - 2q) - q = 10
104qq=1010 - 4q - q = 10
5q=0-5q = 0
q=0q = 0
q=0q=0 を(3)に代入して、p=52(0)=5p = 5 - 2(0) = 5
したがって、点 B の座標は (5, 0) です。
(2) 点 A(3, 2) と点 B(p, q) が直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 に関して対称であるとき、以下の2つの条件が成り立ちます。
(i) 線分 AB の中点が直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 上にある。
(ii) 直線 AB と直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 が垂直である。
(i) 線分 AB の中点は (3+p2,2+q2)(\frac{3+p}{2}, \frac{2+q}{2}) であり、これが直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 上にあるので、
3+p2+2+q2+1=0\frac{3+p}{2} + \frac{2+q}{2} + 1 = 0
3+p+2+q+2=03+p + 2+q + 2 = 0
p+q=7p + q = -7 ...(4)
(ii) 直線 AB の傾きは q2p3\frac{q-2}{p-3} であり、直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 の傾きは 1-1 です。2つの直線が垂直であるので、
q2p3×(1)=1\frac{q-2}{p-3} \times (-1) = -1
q2p3=1\frac{q-2}{p-3} = 1
q2=p3q-2 = p-3
pq=1p - q = 1 ...(5)
(4)と(5)の連立方程式を解きます。
(4)より p=7qp = -7 - q ...(6)
(6)を(5)に代入して、(7q)q=1(-7 - q) - q = 1
72q=1-7 - 2q = 1
2q=8-2q = 8
q=4q = -4
q=4q=-4 を(6)に代入して、p=7(4)=3p = -7 - (-4) = -3
したがって、点 B の座標は (-3, -4) です。

3. 最終的な答え

(1) (5, 0)
(2) (-3, -4)

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