ある品物をいくつか仕入れたが、一部が壊れて販売できなかった。残りの品は原価の5割の利益が得られるように定価をつけた。仕入れた品物の2割が売れ残ったので、それらは定価の3割引きで売った。最終的に仕入れに使った金額の29%を利益として得られた。仕入れた品物のうち、何%が不良品だったか。

応用数学割合損益計算方程式
2025/5/18

1. 問題の内容

ある品物をいくつか仕入れたが、一部が壊れて販売できなかった。残りの品は原価の5割の利益が得られるように定価をつけた。仕入れた品物の2割が売れ残ったので、それらは定価の3割引きで売った。最終的に仕入れに使った金額の29%を利益として得られた。仕入れた品物のうち、何%が不良品だったか。

2. 解き方の手順

まず、仕入れた品物のうち不良品の割合を xx とします。仕入れた品物の原価をAAとします。
不良品の割合が xx なので、販売できた品物の割合は 1x1-x です。
定価は原価の5割増しなので、1.5A1.5A となります。
仕入れた品物の2割が売れ残ったので、定価で売れた品物の割合は (1x)×0.8(1-x) \times 0.8 です。
定価の3割引で売れた品物の割合は (1x)×0.2(1-x) \times 0.2 です。
定価で売れた金額は 1.5A×(1x)×0.8=1.2A(1x)1.5A \times (1-x) \times 0.8 = 1.2A(1-x)
定価の3割引で売れた金額は 1.5A×(1x)×0.2×0.7=0.21A(1x)1.5A \times (1-x) \times 0.2 \times 0.7 = 0.21A(1-x)
合計の売上は 1.2A(1x)+0.21A(1x)=1.41A(1x)1.2A(1-x) + 0.21A(1-x) = 1.41A(1-x)
利益は 0.29A0.29A なので、
1.41A(1x)A=0.29A1.41A(1-x) - A = 0.29A
1.41A1.41AxA=0.29A1.41A - 1.41Ax - A = 0.29A
0.41A1.41Ax=0.29A0.41A - 1.41Ax = 0.29A
1.41Ax=0.12A-1.41Ax = -0.12A
x=0.121.41=12141=4470.0851x = \frac{0.12}{1.41} = \frac{12}{141} = \frac{4}{47} \approx 0.0851
したがって、不良品の割合は約8.51%です。解答に8%と書いてあることから、概算で求めていると思われます。
解答にある計算から逆算することも可能です。
不良品が x %であるとき、

1. 05 x - x = 120

2. 05x = 120

x = 2400
は問題文と関係がないので無視します。

3. 最終的な答え

8%

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