1. 問題の内容
第10項が-14、第30項が66である等差数列において、初項から第何項までの和が初めて正になるかを求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、等差数列の一般項を とおきます。ここで、 は初項、 は公差です。問題文より、以下の2つの式が成り立ちます。
これらの式を連立させて解き、 と を求めます。
第2の式から第1の式を引くと、
を最初の式に代入すると、
したがって、初項 、公差 であることがわかりました。
次に、初項から第n項までの和 を求めます。等差数列の和の公式は、
これに と を代入すると、
となる最小の を求めます。
より、
は自然数なので、 が初めて正となるのは のときです。
3. 最終的な答え
27項