(1) 9の平方根に関する記述の正誤を判断する。 (2) $a$ が実数のとき、 $\sqrt{a^4 - 2a^2 + 1}$ と $\sqrt{a^4 + 2a^2 + 1}$ の計算過程における誤りを見つける。
2025/5/18
1. 問題の内容
(1) 9の平方根に関する記述の正誤を判断する。
(2) が実数のとき、 と の計算過程における誤りを見つける。
2. 解き方の手順
(1)
1. 「9の平方根は±3である」: 平方根は正と負の両方を持つため正しい。
2. 「9の平方根は3である」: 9の平方根は3と-3であるため、記述は不正確。
3. 「$\sqrt{9} = \pm 3$である」: $\sqrt{9}$ は 9 の正の平方根を表すため、3 に等しい。 よって間違い。
4. 「$\sqrt{9} = 3$である」: 正の平方根のみを示すため正しい。
(2)
1. $\sqrt{a^4 - 2a^2 + 1}$の計算:
となるのは、 のときのみ。一般的には となるため、①の変形は のときに成り立つ。正しくない式変形の場合、の絶対値を外す際に、のときに符号を考慮していない場合がある。
2. $\sqrt{a^4 + 2a^2 + 1}$の計算:
は実数なので、 より、 となり、常に正である。
したがって、 となるため、④の変形は正しい。
最終的な答えは と が等しくならない場合に①の変形は誤りとなる。
3. 最終的な答え
(1) 正しいもの:①, ④
(2) 正しくない式変形:①