問題は、3次方程式 $x(x+1)(x+2)=3 \cdot 4 \cdot 5$ を解くことです。

代数学3次方程式因数分解実数解解の公式
2025/5/18

1. 問題の内容

問題は、3次方程式 x(x+1)(x+2)=345x(x+1)(x+2)=3 \cdot 4 \cdot 5 を解くことです。

2. 解き方の手順

与えられた方程式は、x(x+1)(x+2)=345x(x+1)(x+2)=3 \cdot 4 \cdot 5 です。
右辺を計算すると、 345=603 \cdot 4 \cdot 5 = 60 です。
したがって、方程式は x(x+1)(x+2)=60x(x+1)(x+2) = 60 となります。
ここで、x,x+1,x+2x, x+1, x+2 が連続する3つの整数であることに注目します。
右辺の 60 を、連続する3つの整数の積で表すことを考えます。
345=603 \cdot 4 \cdot 5 = 60 であることから、x=3x=3 が解の一つであることがわかります。
x=3x=3 を元の式に代入すると、3(3+1)(3+2)=345=603(3+1)(3+2) = 3 \cdot 4 \cdot 5 = 60 となり、確かに成り立ちます。
したがって、x=3x=3 は方程式の解です。
一応、方程式を展開して確認してみましょう。
x(x+1)(x+2)=60x(x+1)(x+2)=60
x(x2+3x+2)=60x(x^2 + 3x + 2) = 60
x3+3x2+2x=60x^3 + 3x^2 + 2x = 60
x3+3x2+2x60=0x^3 + 3x^2 + 2x - 60 = 0
x=3x=3 が解なので、x3x-3 を因数に持ちます。組み立て除法を使って、
(x3)(x2+6x+20)=0(x-3)(x^2 + 6x + 20) = 0
x2+6x+20=0x^2+6x+20=0を解の公式で解くと、
x=6±364202=6±36802=6±442=6±2i112=3±i11x = \frac{-6 \pm \sqrt{36-4\cdot20}}{2} = \frac{-6 \pm \sqrt{36-80}}{2} = \frac{-6 \pm \sqrt{-44}}{2} = \frac{-6 \pm 2i\sqrt{11}}{2} = -3 \pm i\sqrt{11}
となるので、x=3+i11x= -3 + i\sqrt{11}x=3i11x = -3 - i\sqrt{11}も解ですが、問題はおそらく実数解を求めていると思われるので、x=3x=3のみを答えます。

3. 最終的な答え

x=3x=3

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