1. 問題の内容
数列 の極限を求める問題です。ただし、 の値によって場合分けする必要があります。
2. 解き方の手順
数列の極限 を、 の値によって場合分けして考えます。
* のとき:
数列は となるので、極限は です。
* のとき:
と変形できます。 のとき、 なので、 となります。したがって、極限は です。
* のとき:
のとき、 なので、 となります。したがって、極限は です。
* のとき:
数列は (ただし、)となるので、極限は です。
* のとき:
の場合を考えます。
は、 が偶数のとき 、 が奇数のとき (定義されない)となります。したがって、極限は存在しません。
の場合、 なので、 は振動しながら絶対値が大きくなります。 の分母と分子を で割るととなります。は振動するため、この式から極限を求めることは難しいです。元の式 を考えると、分子と分母の絶対値は無限に大きくなるが、符号は交互に変わるので、極限は存在しません。
の場合、 のとき、 なので、 となります。したがって、極限は です。
3. 最終的な答え
* のとき:
* のとき:
* のとき:
* のとき: 極限は存在しない
* のとき: