1. 問題の内容
与えられた命題において、空欄に当てはまる必要条件、十分条件、必要十分条件、あるいはどちらでもない条件を答える問題です。
2. 解き方の手順
各命題について、条件が成り立つかどうかを検討します。
(1) 「偶数であることは、4の倍数であるための (1) 条件である。」
偶数であるならば、4の倍数であるとは限りません (例えば、2)。
4の倍数であるならば、偶数です。
したがって、偶数であることは4の倍数であるための**必要条件**です。
(2) 「12の約数であることは、60の約数であるための (2) 条件である。」
12の約数(1, 2, 3, 4, 6, 12)であるならば、60の約数(1, 2, 3, 4, 5, 6, 10, 12, 15, 20, 30, 60)でもあります。
60の約数であるならば、12の約数であるとは限りません(例えば、5)。
したがって、12の約数であることは60の約数であるための**十分条件**です。
(3) 「 は、直線 が直線 に平行であるための (3) 条件である。」
のとき、はとなり、と平行です。
また、がと平行なとき、となります。
したがって、は、 が に平行であるための**必要十分条件**です。
(4) 「 は、 であるための (4) 条件である。」
のとき、またはです。
のとき、です。
したがって、はであるための**必要条件**です。
(5) 「 は、 であるための (5) 条件である。」
のとき、です。
のとき、です。
したがって、はであるための**必要十分条件**です。
(6) 「 は、 であるための (6) 条件である。」
ならば、 かつ なので、 です。
ならば、 または なので、 とは限りません。
したがって、は であるための**十分条件**です。
3. 最終的な答え
(1) 必要条件
(2) 十分条件
(3) 必要十分条件
(4) 必要条件
(5) 必要十分条件
(6) 十分条件