直径15mmの軟鋼丸棒に5kNの引張荷重が作用したときの引張応力 $\sigma$ を求める問題です。$\sigma = \frac{W}{A}$ の公式を利用し、荷重 $W$ と断面積 $A$ から応力を計算します。

応用数学応力力学公式単位変換
2025/5/18

1. 問題の内容

直径15mmの軟鋼丸棒に5kNの引張荷重が作用したときの引張応力 σ\sigma を求める問題です。σ=WA\sigma = \frac{W}{A} の公式を利用し、荷重 WW と断面積 AA から応力を計算します。

2. 解き方の手順

まず、引張応力 σ\sigma の式を立てます。
σ=WA\sigma = \frac{W}{A}
ここで、WW は荷重(5kN)、AA は断面積です。円形断面の面積は、A=πd24A = \frac{\pi d^2}{4} で計算できます。ここで dd は直径(15mm)です。
これを最初の式に代入すると、
σ=Wπd24=4Wπd2\sigma = \frac{W}{\frac{\pi d^2}{4}} = \frac{4W}{\pi d^2}
次に、単位を揃えます。荷重 WW はkNで与えられているのでNに変換します。
W=5 kN=5000 NW = 5 \text{ kN} = 5000 \text{ N}
直径 dd はmmで与えられているのでmに変換します。
d=15 mm=0.015 md = 15 \text{ mm} = 0.015 \text{ m}
π=3.14\pi = 3.14と近似して計算します。
σ=4×5000π×(0.015)2=4×50003.14×(0.015)2\sigma = \frac{4 \times 5000}{\pi \times (0.015)^2} = \frac{4 \times 5000}{3.14 \times (0.015)^2}
σ=200003.14×0.000225=200000.000706528302768 Pa\sigma = \frac{20000}{3.14 \times 0.000225} = \frac{20000}{0.0007065} \approx 28302768 \text{ Pa}
PaからMPaへ単位を変換します。(1 MPa = 10610^6 Pa)
σ=28.3 MPa\sigma = 28.3 \text{ MPa}
問題文に合うように計算過程を埋めます。
σ=WA=Wπ4d2=4Wπd2\sigma = \frac{W}{A} = \frac{W}{\frac{\pi}{4}d^2} = \frac{4W}{\pi d^2}
=4×5×103π×152=4×50003.14×225= \frac{4 \times 5 \times 10^3}{\pi \times 15^2} = \frac{4 \times 5000}{3.14 \times 225}
=20000706.528.3 MPa= \frac{20000}{706.5} \approx 28.3 \text{ MPa}
したがって、
(1) = 4
(2) = 5000
(3) = π\pi
(4) = 15215^2
(5) = 20000/706.5 = 28.3
(6) = 28.3

3. 最終的な答え

28.3 MPa

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