集合 $A$ を5で割り切れる自然数全体の集合、集合 $B$ を6で割り切れる自然数全体の集合とする。 $k \in B$ が $k \in A$ であるための必要十分条件を問う問題です。

代数学集合条件必要十分条件整数の性質
2025/5/18

1. 問題の内容

集合 AA を5で割り切れる自然数全体の集合、集合 BB を6で割り切れる自然数全体の集合とする。
kBk \in BkAk \in A であるための必要十分条件を問う問題です。

2. 解き方の手順

kAk \in A であることは、kk が5で割り切れることを意味します。
kBk \in B であることは、kk が6で割り切れることを意味します。
kBkAk \in B \Rightarrow k \in A が成り立つかどうかを検討します。
kk が6で割り切れるならば、k=6nk = 6nnn は自然数)と書けます。
このとき、6n6n が常に5で割り切れるとは限りません。例えば、n=1n=1 のとき、k=6k=6 であり、これは5で割り切れません。
したがって、kBkAk \in B \Rightarrow k \in A は成り立ちません。
つまり、kBk \in BkAk \in A であるための十分条件ではありません。
kAkBk \in A \Rightarrow k \in B が成り立つかどうかを検討します。
kk が5で割り切れるならば、k=5mk = 5mmm は自然数)と書けます。
このとき、5m5m が常に6で割り切れるとは限りません。例えば、m=1m=1 のとき、k=5k=5 であり、これは6で割り切れません。
したがって、kAkBk \in A \Rightarrow k \in B は成り立ちません。
つまり、kAk \in AkBk \in B であるための十分条件ではありません。
以上より、kBk \in BkAk \in A であるための必要条件でも十分条件でもありません。

3. 最終的な答え

必要条件でも十分条件でもない

「代数学」の関連問題

与えられた6つの式の分母を有理化する問題です。 (1) $\frac{3}{\sqrt{5}}$ (2) $\frac{4}{\sqrt{18}}$ (3) $\frac{1}{\sqrt{5}+\s...

式の計算分母の有理化根号
2025/5/18

以下の6つの式を計算します。 (1) $(\sqrt{7}+\sqrt{2})(2\sqrt{7}+3\sqrt{2})$ (2) $(2\sqrt{3}+\sqrt{2})(3\sqrt{3}+2\...

式の計算展開平方根
2025/5/18

与えられた9つの数式をそれぞれ計算し、簡略化された形で答えを求める。

平方根ルート式の計算展開有理化
2025/5/18

数列 $\{a_n\}$ が $a_1 = 1$ と漸化式 $a_{n+1} = a_n + 2n$($n$ は正の整数)で定義されているとき、一般項 $a_n$ を $a_n = \text{ア} ...

数列漸化式一般項階差数列シグマ計算
2025/5/18

式 $9a^2 + 4b^2 - 25c^2 + 12ab + 30c - 9$ を因数分解します。

因数分解多項式
2025/5/18

与えられた式 $64x^6 - 1$ を因数分解します。

因数分解多項式立方和立方差平方の差
2025/5/18

与えられた式 $3x^2 \div 12xy \times (-2y)^2$ を簡略化し、$x = \frac{1}{3}, y = 0.6$ の時の値を求めます。

式の簡略化代入分数計算文字式
2025/5/18

与えられた9つの数式を計算し、最も簡単な形に整理します。

式の計算代数
2025/5/18

与えられた式 $3x^2 \div 12xy \times (-2y)^2$ を計算し、$x = \frac{1}{3}$, $y = 0.6$ を代入して値を求めます。

式の計算代入分数
2025/5/18

与えられた等式 $x^2 - 9y^2 = 133$ を満たす自然数 $x, y$ の組をすべて求める問題です。

因数分解整数問題方程式自然数
2025/5/18