一辺の長さが4の正三角形ABCがあり、辺ABを1:2に内分する点をP、辺BCの中点をQとする。線分CPとAQの交点をRとするとき、三角形ABRの面積を求める。

幾何学正三角形面積メネラウスの定理
2025/5/18

1. 問題の内容

一辺の長さが4の正三角形ABCがあり、辺ABを1:2に内分する点をP、辺BCの中点をQとする。線分CPとAQの交点をRとするとき、三角形ABRの面積を求める。

2. 解き方の手順

まず、メネラウスの定理を用いてAR:RQを求める。三角形ABPと直線CQについて、メネラウスの定理より、
BCCQQRRAAPPB=1\frac{BC}{CQ} \cdot \frac{QR}{RA} \cdot \frac{AP}{PB} = 1
BC=2CQBC=2CQよりBCCQ=2\frac{BC}{CQ}=2, AP:PB=1:2AP:PB=1:2よりAPPB=12\frac{AP}{PB}=\frac{1}{2}。したがって、
2QRRA12=12 \cdot \frac{QR}{RA} \cdot \frac{1}{2} = 1
QRRA=1\frac{QR}{RA}=1
よってAR:RQ=1:1AR:RQ = 1:1となる。
次に、三角形ABQの面積を求める。正三角形ABCの面積は、
34×42=43\frac{\sqrt{3}}{4} \times 4^2 = 4\sqrt{3}
QはBCの中点なので、三角形ABQの面積は三角形ABCの面積の半分。
よって三角形ABQ=12×43=23三角形ABQ = \frac{1}{2} \times 4\sqrt{3} = 2\sqrt{3}
最後に、三角形ABRの面積を求める。
三角形ABQにおいて、AR:RQ=1:1であるから、三角形ABRの面積は三角形ABQの面積の半分である。
よって三角形ABR=12×23=3三角形ABR = \frac{1}{2} \times 2\sqrt{3} = \sqrt{3}

3. 最終的な答え

3\sqrt{3}

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