円 O があり、PT は T を接点とする円の接線です。A, B, C は円周上にあり、P, A, B は同一直線上にあります。C は PO 上にあります。PA = AB = 12, PC = 8 であるとき、以下の線分の長さを求めます。 (1) PT (2) OT

幾何学接線方べきの定理三平方の定理
2025/5/18

1. 問題の内容

円 O があり、PT は T を接点とする円の接線です。A, B, C は円周上にあり、P, A, B は同一直線上にあります。C は PO 上にあります。PA = AB = 12, PC = 8 であるとき、以下の線分の長さを求めます。
(1) PT
(2) OT

2. 解き方の手順

(1) PT の長さを求めます。
方べきの定理より、PT2=PAPBPT^2 = PA \cdot PB が成り立ちます。
PA = 12, PB = PA + AB = 12 + 12 = 24 なので、
PT2=1224=288PT^2 = 12 \cdot 24 = 288
PT=288=1442=122PT = \sqrt{288} = \sqrt{144 \cdot 2} = 12\sqrt{2}
(2) OT の長さを求めます。
円 O の半径を r とすると、OC = r - 8 です。また、PO = PA + AO = PA + AO = PA + r = 12+r。
PO = PC + CO なので、12+r=8+r12+r = 8 + r, 12+r=8+r+2CO12+r = 8 + r + 2CO, CO+8=12+rCO+8=12+r
12+r=8+OC12 + r = 8 + OC となり、OC=4+rOC = 4 + r となります。これは明らかに誤り。
円の中心をOとする。OTは円の半径であり、PTは円の接線なので、∠OTP = 90°です。
三平方の定理より、OT2+PT2=OP2OT^2 + PT^2 = OP^2
OT=rOT = r とすると、r2+(122)2=(12+r)2r^2 + (12\sqrt{2})^2 = (12+r)^2
r2+288=144+24r+r2r^2 + 288 = 144 + 24r + r^2
288=144+24r288 = 144 + 24r
144=24r144 = 24r
r=6r = 6
したがって、OT = 6

3. 最終的な答え

(1) PT=122PT = 12\sqrt{2}
(2) OT=6OT = 6

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