問題6の(1)から(3)について、空欄に「必要」、「十分」、「必要十分」のいずれかを書き入れる問題です。 (1) 実数 $a$ について、$|a| = 3$ は $a^2 = 9$ であるための[ ]条件である。 (2) $(x-1)(x+3) = 0$ は $x = -3$ であるための[ ]条件である。 (3) 四角形ABCDにおいて、四角形ABCDが平行四辺形であることは、$AB = CD$ であるための[ ]条件である。
2025/5/19
1. 問題の内容
問題6の(1)から(3)について、空欄に「必要」、「十分」、「必要十分」のいずれかを書き入れる問題です。
(1) 実数 について、 は であるための[ ]条件である。
(2) は であるための[ ]条件である。
(3) 四角形ABCDにおいて、四角形ABCDが平行四辺形であることは、 であるための[ ]条件である。
2. 解き方の手順
(1)
* ならば または なので、 が成り立ちます。
* ならば または なので、 が成り立ちます。
したがって、 は であるための必要十分条件です。
(2)
* ならば または です。
* ならば です。
したがって、 は であるための十分条件です。
(3)
* 四角形ABCDが平行四辺形ならば、とは限りません。平行四辺形であるためには、とが平行である必要があります。
* だからといって、四角形ABCDが平行四辺形であるとは限りません。例えば、等脚台形の場合も、となる場合があります。
したがって、四角形ABCDが平行四辺形であることは、であるための必要条件でも十分条件でもありません。必要条件でも十分条件でもない場合は、必要条件でも十分条件でもないと答えます。(問題文の選択肢に「必要条件でも十分条件でもない」がないため、最も近い条件を選びます。)
平行四辺形であるための条件として、だけでは不十分であり、 が必要です。とが平行でなくてもが成立する図形は存在するので、十分条件でもありません。
3. 最終的な答え
(1) 必要十分
(2) 十分
(3) 必要でも十分でもない