(1) 関数 $f(x) = \frac{3}{4}x^4 - 2x^3 - 2x - \frac{2}{x^3}$ を微分してください。 (5) 関数 $g(x) = \frac{4x-1}{x^2+x+1}$ を微分してください。

解析学微分導関数商の法則
2025/5/19
はい、承知いたしました。それでは、画像にある数学の問題を解いていきます。ここでは、(1)と(5)の問題を解きます。

1. 問題の内容

(1) 関数 f(x)=34x42x32x2x3f(x) = \frac{3}{4}x^4 - 2x^3 - 2x - \frac{2}{x^3} を微分してください。
(5) 関数 g(x)=4x1x2+x+1g(x) = \frac{4x-1}{x^2+x+1} を微分してください。

2. 解き方の手順

(1)
まず、f(x)f(x) の各項を個別に微分します。
ddx(34x4)=344x3=3x3\frac{d}{dx}(\frac{3}{4}x^4) = \frac{3}{4} \cdot 4x^3 = 3x^3
ddx(2x3)=23x2=6x2\frac{d}{dx}(-2x^3) = -2 \cdot 3x^2 = -6x^2
ddx(2x)=2\frac{d}{dx}(-2x) = -2
ddx(2x3)=ddx(2x3)=2(3)x4=6x4=6x4\frac{d}{dx}(-\frac{2}{x^3}) = \frac{d}{dx}(-2x^{-3}) = -2 \cdot (-3)x^{-4} = 6x^{-4} = \frac{6}{x^4}
したがって、f(x)f(x) の導関数は次のようになります。
f(x)=3x36x22+6x4f'(x) = 3x^3 - 6x^2 - 2 + \frac{6}{x^4}
(5)
g(x)=4x1x2+x+1g(x) = \frac{4x-1}{x^2+x+1} を微分するために商の法則を使用します。商の法則は、次のように定義されます。
ddx(uv)=uvuvv2\frac{d}{dx}(\frac{u}{v}) = \frac{u'v - uv'}{v^2}
ここで、u=4x1u = 4x-1 であり、v=x2+x+1v = x^2 + x + 1 です。
まず、uuvv の導関数を見つけます。
u=ddx(4x1)=4u' = \frac{d}{dx}(4x-1) = 4
v=ddx(x2+x+1)=2x+1v' = \frac{d}{dx}(x^2+x+1) = 2x+1
商の法則を適用します。
g(x)=4(x2+x+1)(4x1)(2x+1)(x2+x+1)2g'(x) = \frac{4(x^2+x+1) - (4x-1)(2x+1)}{(x^2+x+1)^2}
分子を展開して簡略化します。
g(x)=4x2+4x+4(8x2+4x2x1)(x2+x+1)2=4x2+4x+48x22x+1(x2+x+1)2=4x2+2x+5(x2+x+1)2g'(x) = \frac{4x^2+4x+4 - (8x^2 + 4x - 2x - 1)}{(x^2+x+1)^2} = \frac{4x^2+4x+4 - 8x^2 - 2x + 1}{(x^2+x+1)^2} = \frac{-4x^2 + 2x + 5}{(x^2+x+1)^2}
したがって、g(x)g(x) の導関数は次のようになります。
g(x)=4x2+2x+5(x2+x+1)2g'(x) = \frac{-4x^2 + 2x + 5}{(x^2+x+1)^2}

3. 最終的な答え

(1) の答え: f(x)=3x36x22+6x4f'(x) = 3x^3 - 6x^2 - 2 + \frac{6}{x^4}
(5) の答え: g(x)=4x2+2x+5(x2+x+1)2g'(x) = \frac{-4x^2 + 2x + 5}{(x^2+x+1)^2}

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