与えられた微分方程式 $y' = (1-y)^2$ を変数分離形として解き、一般解を求める問題です。

解析学微分方程式変数分離形積分
2025/5/19

1. 問題の内容

与えられた微分方程式 y=(1y)2y' = (1-y)^2 を変数分離形として解き、一般解を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、y=dydxy' = \frac{dy}{dx} と書き換えます。
dydx=(1y)2\frac{dy}{dx} = (1-y)^2
次に、変数を分離します。つまり、yy を含む項を左辺に、xx を含む項を右辺に移動します。
dy(1y)2=dx\frac{dy}{(1-y)^2} = dx
両辺を積分します。
1(1y)2dy=dx\int \frac{1}{(1-y)^2} dy = \int dx
左辺の積分を計算します。u=1yu = 1-y と置換すると、du=dydu = -dy となります。
1u2(du)=u2du=(u1)+C1=1u+C1=11y+C1\int \frac{1}{u^2} (-du) = -\int u^{-2} du = -(-u^{-1}) + C_1 = \frac{1}{u} + C_1 = \frac{1}{1-y} + C_1
右辺の積分を計算します。
dx=x+C2\int dx = x + C_2
したがって、
11y+C1=x+C2\frac{1}{1-y} + C_1 = x + C_2
定数をまとめます。C=C2C1C = C_2 - C_1 とすると、
11y=x+C\frac{1}{1-y} = x + C
1y1-y について解きます。
1y=1x+C1-y = \frac{1}{x+C}
yy について解きます。
y=11x+Cy = 1 - \frac{1}{x+C}

3. 最終的な答え

y=11x+Cy = 1 - \frac{1}{x+C}

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