与えられた方程式は、相反方程式の形をしている。つまり、係数が中心に関して対称である。
相反方程式を解く典型的な方法は、両辺を x2 で割ることである。ただし、x=0 が解でないことを確認する必要がある。 x=0 を与えられた方程式に代入すると、−1=0 となり矛盾するので、x=0 は解ではない。 したがって、与えられた方程式の両辺を x2 で割ることができる。 x2−x−6+x5−x21=0 項を並べ替えると
(x2−x21)−(x−x5)−6=0 ここで、y=x−x1 と置く。すると、 y2=(x−x1)2=x2−2+x21 x2+x21=y2+2 x2−x21=(x−x1)(x+x1)=y(x+x1) 別の方法として、
x−x5 の形にするのは難しいので、次のように項を並べ替える (x2−x21)−(x−x1)−6+x4=0 とはできない。
しかし、次のようにする。
(x2−x21)−(x−x1)−6=0 (x2−x21)=(x+x1)(x−x1) t=x+x1とおくと、x2+x21=(x+x1)2−2=t2−2. この式は使用できないので元のやり方でやる。
x2−x−6+x5−x21=0 (x2−x21)−(x−x5)−6=0 (x2−x21)−(x−x1)−6−x4=0 この式変形では解けない。元の式に戻る。
x4−x3−6x2+5x−1=0 (x2+ax+b)(x2+cx+d)=0 x4+(a+c)x3+(ac+b+d)x2+(ad+bc)x+bd=0 ac+b+d=−6 ここで、b=1, d=−1とすると、 ac=−6−b−d=−6−1+1=−6 c=2, a=−3 (x2−3x+1)(x2+2x−1)=0 x2−3x+1=0, x=23±9−4=23±5 x2+2x−1=0, x=2−2±4+4=2−2±8=−1±2