2次方程式 $2x^2 - 2kx + k^2 - 3k - 8 = 0$ が虚数解を持つような定数 $k$ の値の範囲を求める問題です。

代数学二次方程式判別式虚数解二次不等式
2025/5/19

1. 問題の内容

2次方程式 2x22kx+k23k8=02x^2 - 2kx + k^2 - 3k - 8 = 0 が虚数解を持つような定数 kk の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

2次方程式が虚数解を持つ条件は、判別式 DD が負であることです。
与えられた2次方程式の判別式 DD は、
D=(2k)242(k23k8)D = (-2k)^2 - 4 \cdot 2 \cdot (k^2 - 3k - 8)
です。これが負となる条件を求めます。
D=4k28(k23k8)<0D = 4k^2 - 8(k^2 - 3k - 8) < 0
4k28k2+24k+64<04k^2 - 8k^2 + 24k + 64 < 0
4k2+24k+64<0-4k^2 + 24k + 64 < 0
4k224k64>04k^2 - 24k - 64 > 0
k26k16>0k^2 - 6k - 16 > 0
この2次不等式を解きます。まず、k26k16=0k^2 - 6k - 16 = 0 となる kk を求めます。
(k8)(k+2)=0(k - 8)(k + 2) = 0
k=8,2k = 8, -2
したがって、k26k16>0k^2 - 6k - 16 > 0 となるのは、k<2k < -2 または k>8k > 8 のときです。

3. 最終的な答え

k<2k < -2 または k>8k > 8

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