多項式 $P(x)$ を $(x+1)(x-2)$ で割ったときの余りが $5x+7$ であるとき、$P(x)$ を $x+1$ で割ったときの余りを求める。

代数学剰余の定理多項式因数定理
2025/5/19

1. 問題の内容

多項式 P(x)P(x)(x+1)(x2)(x+1)(x-2) で割ったときの余りが 5x+75x+7 であるとき、P(x)P(x)x+1x+1 で割ったときの余りを求める。

2. 解き方の手順

P(x)P(x)(x+1)(x2)(x+1)(x-2) で割ったときの商を Q(x)Q(x) とすると、
P(x)=(x+1)(x2)Q(x)+5x+7P(x) = (x+1)(x-2)Q(x) + 5x + 7
と表せる。
P(x)P(x)x+1x+1 で割った余りを RR とすると、剰余の定理より、
P(1)=RP(-1) = R である。
上の式に x=1x = -1 を代入すると、
P(1)=(1+1)(12)Q(1)+5(1)+7P(-1) = (-1+1)(-1-2)Q(-1) + 5(-1) + 7
P(1)=0(3)Q(1)5+7P(-1) = 0 \cdot (-3) Q(-1) - 5 + 7
P(1)=0+2P(-1) = 0 + 2
P(1)=2P(-1) = 2
したがって、P(x)P(x)x+1x+1 で割った余りは 22 である。

3. 最終的な答え

2

「代数学」の関連問題

多項式 $P(x) = ax^3 + bx^2 - 8x - 7$ が $x+1$ で割り切れ、$x-2$ で割ったときの余りが $-3$ となるように、定数 $a, b$ の値を求める。

多項式剰余の定理代入連立方程式
2025/5/19

2次方程式 $x^2 + mx + 1 = 0$ の2つの解を$\alpha, \beta$とするとき、以下の問いに答えます。 (1) $\alpha-3, \beta-3$ を解とする2次方程式を1...

二次方程式解と係数の関係判別式不等式
2025/5/19

以下の3つの命題について、条件がそれぞれ必要条件、十分条件、必要十分条件、またはそれらのいずれでもないかを判定する問題です。 (1) $x=3$ であることは $x^2=9$ であるための条件 (2)...

命題必要条件十分条件因数分解二次方程式不等式
2025/5/19

全体集合 $U = \{x | x \text{は10以下の自然数}\}$ の部分集合 $A = \{1, 2, 3, 4, 8\}$, $B = \{3, 4, 5, 6\}$, $C = \{2,...

集合集合演算補集合共通部分
2025/5/19

2次方程式 $2x^2 - 4x + 1 = 0$ の2つの解を $\alpha$, $\beta$ とするとき、以下の式の値を求めます。 (1) $\alpha^2 + \alpha\beta + ...

二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/5/19

2次方程式 $2x^2 - 2kx + k^2 - 3k - 8 = 0$ が虚数解を持つような定数 $k$ の値の範囲を求める問題です。

二次方程式判別式虚数解二次不等式
2025/5/19

問題は2つあります。 (1) $x$ は実数であるとき、「$x = -1 \implies x^2 = 1$」という命題の逆を、選択肢の中から選びなさい。 (2) (1)で選んだ命題の真偽を調べ、偽の...

命題真偽反例実数論理
2025/5/19

問題は、$x$ が実数であるとき、命題「$x = -1 \implies x^2 = 1$」の逆の命題を選択肢から選ぶことです。

命題論理条件
2025/5/19

次の2つの方程式を解きます。 (1) $\sqrt{2}x^2 - 3x + 2\sqrt{2} = 0$ (2) $(x-3)^2 + (x+2)^2 = (x+1)^2$

二次方程式解の公式因数分解実数解
2025/5/19

$x$ は実数であるとき、命題「$x = -1 \implies x^2 = 1$」の逆の命題を、選択肢から選ぶ問題です。

命題論理条件
2025/5/19